乗り継ぎは上手く行って、スムーズだったのだけれどそれでも一時間あまり(二次会は失礼しました)。座れたのでストレスは無い。なんとなくの雨はあって、しかし猛烈に蒸し暑い。泊りのホテルは、品川プリンスの一つ。しかし地図見誤って回り道してしまった。ウロウロしているのは外国人(アジア系)ばかり。いや、日本人もいるのだが、居酒屋で飲んだ帰り風の人以外は、外国人だろう。
シャワー浴びた後、コンビニにでも行こうかと思ったが、なんとなく猛烈に疲れている気分があって、布団にもぐる(まあ、酔ってはいるわけだし)。しかし寝つきは悪く、12時過ぎまで記憶がある。諦めて認知シャッフルとかしてみると、記憶を失っていた。認知シャフル、すごい。
外の明るさに目覚めると、4時半くらい。さすがにダラダラ寝直すが、ちゃんと寝られる気がしなくなり、5時過ぎから起きて読書やらなんやら。ちょっと早いが、6時からビュッフェがあると思いだして会場に向かうと、既に100mくらい並んでいる。英語で話しているコロンビア人が、先に前に行けと合図して譲ってくれて(後からの仲間と一緒に並ぶためらしい)、後ろに並びながらだべっている彼らの会話を、聞くともなしに聞く。旅慣れているようで、しかし日本を結構褒めている。日本で釣りまで体験しているようだ(ちょっとしか分からないけど)。見た目は太った中年オヤジだが、金持ちなのだろうか。
しかしながら朝食会場は数百人のキャパはありそうで、スルスル順番が回って来る。ふつうに納豆ご飯に味噌汁、漬けもの各種に明太子。焼き魚(鮭)に卵焼き。水餃子などを食べた。食後にコーヒーも飲んでちょっとだけくつろいで、なんとなく西洋人が多い会場を眺めていた。日本人スタッフも、それなりに英語で対応している様子だ。日本食よりも、やはりパンとかサラダとかを食べている人が多い。ものすごい食べ物の量を運んでいるご婦人もいて、パワフルである。
外に出てみると、霧のような雨が少しだけ降ったりやんだり。そのまま教会方面に散歩に出る。工事中の柵があたりを囲んでいる。グランドプリンスホテルの周りをぐるっと歩いて帰る。また汗が出てきたので、退散である。坂道が多いが走っている人も結構いる。外国人がガラガラとスーツケースを押して歩いている。皆さん早くから移動している。僕も帰って移動しなければ。
剃刀が見当たらないと思ったら、自販機で100円で買うシステムだったようだ。いまさらもういいかと思って、節約もかねて髭剃りは断念する。ちょっとだけテレビを見て、京急で羽田へ。そこまでぎゅうぎゅうでは無かったのでホッとする。空港行きなんで荷物の多い人が多くて、窮屈ではあったけど、お互い様だ。
空港では時間に余裕があってぶらぶらしたが、やることが無いのでまた本を読んでいると、持ってきた本は残り数ページとなってしまう。移動が多いと一冊なんて一泊ではもたない。
幸い飛行機では窓側の席で、飛び立つときは雲ばかりだったが、後半は下界を何とか見下ろせた。山や海岸線を眺めて、日本地図を思い出す。瀬戸内や北九州あたりからかなり正確に見下ろす場所と脳内地図が一致しだす。こういう時間は本当に楽しい。あとで思い出しながらグーグルマップを眺めるのもまた楽しいのである。
大村湾に出ると、赤潮が出ていた。魚の死骸まで確認できなかったが、かなり広範囲で赤茶けている。これは漁師さんは大変かもしれないな、と思いながら岐路に着いたのだった。