忙しいんだか何なんだかよく分からないような日で、正直にだらけた時間もあって自己嫌悪に陥る日だった。まあ、こんな日もあるわけだが、できればないほうがいい。先にある忙しさの恐怖で足がすくんでしまったのだろうか。なんていうより、気持ちの方が中途半端なのかもしれない。やることが順調に片付いていたら、なんでもない日常であったに違いない。全部精神的なものなのだ。
何をしたいとか明確な目標があると事は進めやすいけれど、どうしなくてはというものは精神的な縛りになるような感じがする。具体的じゃなく、ちゃんとしなくちゃというようなものが一番タチが悪くて、どうすればちゃんとしているのかというものをはっきりさせなければならない。例えば締め切りであるとか、どの程度の精度であるとか、具体化して目標を定めておく。できれば逆算のスケジュールなんかを決めておいて、作業の進み具合が確認できるようにしておくと都合がいい。今日はどの程度までという目安が、励みになるのである。
今日はどの程度まで済ませるべきかがよく分からないらしい。夏越があけてどの程度ならいいのかというのが明確でないのだろう。そのときにどのような仕事が来るのかも、なんとなくしか分からない。そういう不安が手元を狂わせてしまうのかもしれない。
まあ、分かっていたはずだが、原因も分かった。今考えても仕方がないのなら、考えてもしょうがない。一時忘れて目先のことをすればいいのかもしれない。勝負はもう少し先らしい。それが分かっただけでも良しとしておこう。