カワセミ側溝から

好きな言葉は「のこのこ」。好きなラジオ中継「相撲」。ちょっと苦手「煮た南瓜」。影響受けやすいけど、すぐ忘れます。

運動と便秘の関係

2016-01-25 | 散歩

 僕自体はお腹が弱い体質なんであんまり覚えは無いけれど、便秘をする人には、食物繊維などを心がけて摂ることと、適度な運動が予防に効果があるといわれている。確かにそうだろうな、と思うのは他でもなく、ワンちゃんと散歩するときに実感する。
 それというのも、ある程度のマーキングの意識もあろうけれど、散歩しだして約10分もすると、だいたいの犬はもよおして来るようなんである。僕は子供の頃からずっと犬を飼うという家庭に育ったので、歴代では実に様々な犬たちとの付き合いがあるのだけれど、これはもう、ほとんど例外なく、散歩中にもよおすワンちゃんが圧倒的だ。
 散歩をするのが分かっていて、そのために溜めているという話もあるが、必ずしも定期便でなく、習慣的に必ず同じ時間ではない場合であっても、いやむしろ、既にウンチは済ませていたにもかかわらず、散歩しだすとさらに腸が活発に動いて、やはりもよおしてしまうというのがあるように感じる。
 その証拠に、実際にウンチを済ませたばかりで散歩に行くと、まだ不完全な状態でというか、完全に固まり切っていない柔らかな状態で、ウンチをしてしまうということにもなってしまうようなのだ。何が何でも出そうということでは無くて、自然に押し出されていくようなことが、犬の体の仕組みとして、あるのではないだろうか。
 もっとも犬というのは人間より数段鼻が利いて、ああ見えてもきれい好きというのがあるらしくて、家の中だとか犬小屋周辺にフンをするのは嫌がるという説もある。同じように鼻が利く豚であっても、豚小屋生活でなければ、自分の寝ている周辺にはフンをしないらしい。犬の仲間のタヌキなども、いわゆる決まった場所にフンをする習性がある。タヌキの溜めグソなどといわれるが、これも生活の場から離れた場所にフンをしたいという習慣であろうと考えられる。
 犬の場合トイレの習慣を人間の都合で覚えるのが下手な個体もいるようだけれど、単にもよおしたからどこでもいいと考えている訳でもないのではないか。できればコンクリートやアスファルトではなく、草むらのようなところで、マーキングも兼ねて致したいということも多少は配慮にいれながら、しかし運動して10分くらいの適当な場所に、致したいと考えておられるように感じられるのである。
 さて、運動は便秘に良いといわれているとはいえ、運動選手が便秘をしないのかというと、そうではないらしい。特に長距離を走るような陸上選手には、むしろ便秘の人が多いのだという。短い距離なら途中でトイレに駆け込むことが出来るが、長時間走るような人はそれがかなわない。要するに我慢するような習慣があってタイミングを逸してしまう。そうすると、我慢が重なって便秘がちになるのではないか、などという説もある。真偽は知らないのだけれど、まあ、致したくなったらできるだけ我慢しなくていいような生活をすることも、便秘予防にはなるのかもしれない。
 それにしてもワンちゃんというのは、ウンチをするときにも実に真剣に一所懸命に致すわけで、僕はこの犬の排便の姿にはいつも感心してしまうのである。物事はなんであるにせよ、一所懸命にやらなくてはならないなと、排便姿を観察して、いつも心に刻む毎日なのである。
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