カワセミ側溝から(旧続・中岳龍頭望)

好きな言葉は「のこのこ」。好きなラジオ中継「相撲」。ちょっと苦手「煮た南瓜」。影響受けやすいけど、すぐ忘れます。

その場しのぎで何十年

2008-04-03 | 時事
 ガソリンが安くなって喜んでいるばかりではいられない問題があるようだ。以下の記事をぜひ読んでみてください。
 「誰も言わないガソリン税騒動の真因」
 業界団体にとってはかなり深刻なものになることは間違いない。株の問題などはそのまま生活まで変えかねない事態まで発展するかもしれない。いや、それ以外も確かにかなり深刻だ。この議論はできる限り表に出さなければならない問題ではないだろうか
 しかしながら記事の論旨のとおり、問題はねじれ国会にあるのではない。結局は利権がすべてだということだ。
 僕は官僚を悪く言うことが多いが、今回の事態で実は官僚を含め多くの役人が喜んでいるという話も聞いた。必要な道路を作ろうと準備をしていても、今までは政治家が横やりを入れて順番を変えてしまっていたというのだ。今は堂々と「財源がありません」と声を大にして断ることができるようになった。胸のすくような気分だというのだ。
 もちろん、ほとんどの法案の裏を作って政治家を動かしているのは官僚である。多少誇張のあることだろうことは割り引かなければならないが、地方の現場においてはかなり事実かもしれない。予算は組んであるが動かせない。それは国会の議員先生方の所為だと、胸を張って言えるのである。
 業界団体が群れをなして議員会館に押し寄せているに違いない。今までそれは自民党議員にとっては大変においしいことだったけれど、今の状態は全く今までとは異なっているだろう。この利権をどうやっても手放したくないと頑張ってみても、抵抗すればするだけ野党の方に有利になりかねない事態なのである。
 恒久的に必要なものは必要だと、勇気をもって言える議員はいないのか。与党にも、本当の勇気が試されている時ではなかろうか。
コメント
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