◆◇◆『たった3つのクセを直せば人生がうまくいく』本田直之(ほんだ・なおゆき)著(中経出版)より◆◇◆
いろいろやったけど、なんかうまくいかないあなたへ。
はじめは、注目すべき内容のまとめです。
次にアビットからの補足となります。
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①環境のせいにする外部要因思考を変える
会社や学校、家庭といった、自分の置かれている環境(状況)のせいにする考え方をいいます。
代表的な口グセは、「会社が悪い」。
仕事がうまくいっていないとき、思わず口をついてでてしまう言葉です。
しかし、「会社が悪い」と言ってみたところで、なにも変わりません。
自分にピッタリ合った会社なんてめったにないでしょう。
外からはすばらしく見える会社でも、実際に入ってみたら理不尽に感じることはよくあります。
「給料が安い」「ボーナスが少ない」などと会社のせいにして、転職を続ける人がいますが、その人に都合のいいように給料が増えるわけでもなく、ボーナスが上がるわけでもありません。
会社のせいにするような人はどの会社に移っても、転職先に同じ不満を持つようになり、転職を繰り返してしまうのです。
どんな会社に入っても状況は一緒。
違うのは、仕事がうまくいっている人とうまくいっていない人のどちらかしかいないことです。
では、仕事をうまくやるにはどうすればいいのか。
思考改善です。
「仕事がうまくいかないのは、自分の仕事のやり方に問題はなかったか」と内部要因思考に変えるだけです。
会社の悪い部分を探すのではなく、自分で改善できる部分を見つけるのです。
「仕事の段どりを見直してみる」「準備不足をなくす」。
会社のせいを、自分のせいにして、具体策を考えるだけ。
シンプルですよね。
シンプルだからこそ、誰にでもできることなんです。
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私の中には、教室の中で子どもが言ってほしくないNGワード集があります。
最近、特にNG感が強かった言葉があります。
子どもが答えを間違えて、私が正しい答えを教えたときのこと。
そのとき、子どもが言ったのは「初めて聞いた」でした。
もちろん、初めて聞いたわけではありません。
テキストにも載っているし、授業でも教えている場合です。
子どもの心理としては・・・。
「自分は悪くない、教えてくれ(てい)ないのが悪い」
そういうことでしょう。
自分がうまくいかないときは、何かのせいにすると楽ですからね。
目の前にいる指導者の責任にしたいというわけです。
でも、実際は子どもが覚えていなかった・・・。
もしくは、理解していなかったということになります。
たとえば会社にて、事前に話し合った上でやった仕事を失敗した。
社長の前で、失敗した理由を・・・。
「いや、初めて聞いたんで」
そう言ったらどうでしょうか?
これは相当印象が悪いと思います★
間違えたとき、何か言う必要はありません。
もし何か言いたいのなら・・・。
「まだ、覚えられて(理解して)いなかった」
このあたりでしょうか。
そう言っている私も、子どものせいばかりにできません。
説明が伝わっていなかったら、再度繰り返す、違う言い方で説明する。
そのように、工夫して伝えることですね。
「人間は自分に起こった問題を環境のせいにするくせを止めねばならぬ。そして自分の意思を再び訓練することを学ぶべきだ」
(アルベルト・シュヴァイツァー Albert Schweitzer フランスの神学者・哲学者・医者・オルガニスト・音楽学者)
・・・次回へ続く。
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