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中1数学 篠津中、第4回定期テスト対策 回転体の体積と表面積

2021-04-27 | 本日の授業

写真は、210216、中1数学の授業です。

埼玉県白岡市・篠津中、第4回定期テストが迫りましたね。
210225&210226です。
2週間前からテスト範囲に戻って勉強しています。

過去問より、問題を見ていきましょう。

問題「この図形を、直線lを軸に1回転させると立体ができる。次の問に答えなさい」

体積を求めよ

表面積を求めよ

クルクル(回す)問題、よく見ます。
もう各辺の長さが、目に見えている問題です。

● 円柱の体積の公式
● 円すいの体積の公式
● 球の体積の公式
● おうぎ形の面積の公式
● 球の表面積の公式

・・・あたりを知っていれば解けます。

上記がミックスされたクルクル問題も練習しましたよね。
地道にひとつずつ、丁寧に計算していくだけです。
途中の式を、しっかり書くこと。

それでは、解説を一緒にクルクル見てみましょう。

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体積を求めよ

上半分(上部)の、あると思って円柱の体積は?

→ 3×3×π×4=36π(㎤)

上半分の、ないところの円すいの体積は?

→ 3×3×π×4× 1/3=12π(㎤)

上半分の実際の体積は?

→ 36π-12π=24π(㎤)

下半分(下部)の半球の体積は?

→ 4/3π×3の3乗× 1/2
 =2/3π×27×1
 =2π×9
 =18π(㎤)

ラスト、上下の体積をドッキング

→ 24π+18π=42π(㎤)

答えは、「42π(㎤)」です。
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記述問題ではないので、途中式はいりませんが。

↑確認してみてくださいね。

中1の立体は、一般的に体積のほうがラクだと思います。
どちらかといえば、表面積のほうが難しいかなと。

それでは、解説を一緒に見てみましょう。

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表面積を求めよ

上半分の円柱の側面積は?

→ (3×2×π)×4
 =6π×4
 =24π(㎠)

上半分の円すい(ない部分)の側面積は?

→ 1/2 ×6π×5=15π(㎠)

下半分の半球の表面積は?

→ 4π×3の2乗× 1/2
 =2π×9
 =18π(㎠)

ラスト、3つの表面積を、すべてたす

→ 24π+15π+18π=57π(㎠)

答えは、「57π(㎠)」です。
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記述問題ではないので、途中式はいりませんが。

↑確認してみてくださいね。

これは、解説しながらだったので、子どもの負担はありませんが・・・。
「自力で解けるかな」と思ったので、解説しなかった問題で難しいものが。
全員できませんでした・・・★

それは、一見カンタンそうな以下の問題です。

「半径12cm、面積32π㎠のおうぎ形の弧の長さを求めよ」

これができなかったのです。

おうぎ形については・・・。
やたらと、「学校のやり方、学校のやり方」とこだわる子どもがいました。

なんでもいいですよ、正解できれば。
でも、正解しないわけです。

ちなみに学校のやり方だと、普通にという感じで・・・。
以下のようなものになります。

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まず、面積の式を作り、おうぎ形の中心角を求める

→ 12×12×π× a/360=32π
      12π× a/30=32π
       12× a/30=32
         2/5a=32
           a=32× 5/2
           a=80°

ラスト、弧を求める

→ 12×2×π× 80/360
 =24π× 2/9
 =8π× 2/3
 =16/3 π(cm)

答えは、「16/3 π(cm)」です。
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これをできた子どもがいなかったので・・・。
おうぎ形の表面積、オススメのカンタンな公式は以下のものです。
アビットのテキストで勉強しました。

「S=1/2 lr」

Sはおうぎ形の面積、lはおうぎ形の弧の長さ、rはおうぎ形の母線(半径)。
おうぎ形を三角形に見立てて解く公式でしたね。
せっかく勉強した、この公式を使って問題を解いてみましょう。

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「S=1/2 lr」の公式に代入する

→ 32π=1/2 ×x×12
  32π=6x
   6x=32π
    x=16/3 π(cm)

答えは、「16/3 π(cm)」です。
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いや~、ラクだわ♪

せっかくスマホを与えたのに・・・。
変なこだわりでガラケーを使っているような。
そして、そのガラケーでは、できることが限られているような。

そんな感じでしょうか。

コーチの言うことを、素直に聞き入れたほうがいいと思います。
できる子どもは、「なるほど」と素直に取り入れる感じがありますよ。
だから、よりできるようになるのです。

「学校のやり方」、あと「自分のやり方」と言っている子どももいますが・・・。
決まって、中途半端にしかできないですね★
結局、目の前にあることを、しっかり身につけることができないので。

間違えるやり方、解けないやり方にこだわらず・・・。
まずは、お手本通りに身につけてほしいところです。
難しくて解けないので、言い訳として言っている感もありますが★

まあ、「コーチが、子どもに聞き入れられる話し方をしろ」と。
それも一理ありますね。
アタマの片隅に置きつつ、やっていこうかなと思います。

↑それでも数学での高得点、期待しています☆

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