写真は、140629、中3理科の授業です。
埼玉県白岡市・篠津中の第1回定期テストが迫りましたね。
140630&140701の2日間です。
寸前の日曜日に、中3理社の定期テスト対策講座です。
中3理科の試験範囲は、教科書のP.6~P.73です。
「運動とエネルギー」がすべてなので、範囲が長いです★
● 第1章 力のつり合い
● 第2章 力と運動
● 第3章 仕事とエネルギー
● 第4章 エネルギーの変換と利用
一度にこれだけの内容があるので、なかなか大変かも。
ただ、学校の定期テストの問題は・・・。
毎年、それほど変わりません。
ベタな内容、ベタな計算問題が出ていますよ。
写真の問題を見てみましょう。
問題「次のようにして、それぞれ質量10kgの物体を床から2mの高さに引き上げた。このとき、物体を引き上げるのにかかった時間は、Aが5秒、Bが10秒、Cが20秒であった。これについて次の問いに答えなさい。ただし、滑車の重さは考えないものとする」
(1)B、Cの人がひもを引く力の大きさは、それぞれ何N(ニュートン)か。
(2)Bの人がひもを引く長さは何mか。
(3)A、B、Cの人がした仕事の大きさは、それぞれ何J(ジュール)か。
(4)A~Cの仕事率の大きさは何W(ワット)か。
(5)Cの斜面を利用して、別の物体を引き上げた。このとき、200Nの力で別の物体を引き上げたならば、物体の質量は何kgと考えられるか。
毎年、この3つは出題されますね。
問題を作る先生が違っていたとしても、です。
あと、てこの計算問題なども含めて。
それでは、一緒に問題を見ていきましょう。
(1)B、Cの人がひもを引く力の大きさは、それぞれ何N(ニュートン)か。
100gの物体にはたらく重力は1Nとします。
「荷物10kg → 10000g → 100N」
単位をNに直しましょう。
Bは、動滑車を使っています。
ひもの一方は天井が支えてくれるので・・・。
自分の力は、半分で済みます。
→ 100N÷2=50N
Cは、まず仕事を求めまず。
仕事の公式を覚えましょう。
「仕事〔J〕=力の大きさ〔N〕×力の向きに動かした距離〔m〕」
→ 100N×2m=200N
この仕事の上で、5mずるずる引っ張っているので・・・。
→ 200N÷5m=40N
(2)Bの人がひもを引く長さは何mか。
動滑車は、力は半分で済みますが・・・。
引っ張り上げる長さは2倍かかります。
天井が、荷物を引き上げてくれるわけではないので。
→ 2m×2倍=4m
(3)A、B、Cの人がした仕事の大きさは、それぞれ何J(ジュール)か。
「仕事の原理」があるので、仕事の大きさは変わりません。
仕事の公式に数値を入れて計算してください。
→ A 100N×2m=200J
→ B 50N×4m=200J
→ C 100N×2m=200J
(4)A~Cの仕事率の大きさは何W(ワット)か。
仕事率の公式を覚えましょう。
「仕事率〔W〕=仕事〔J〕/仕事に要した時間〔s〕」
→ A 200J÷5秒=40W
→ B 200J÷10秒=20W
→ C 200J÷20秒=10W
(5)Cの斜面を利用して、別の物体を引き上げた。このとき、200Nの力で別の物体を引き上げたならば、物体の質量は何kgと考えられるか。
(1)より、Cは10kgで、40Nの力が必要でした。
今度は200Nの力が必要なので、40Nの何倍なのか?
→ 200N÷40N=5倍
ということは、荷物も5倍すればよいのです。
→ 10kg×5倍=50kg
↑式も書けるようにしておくといいでしょう。
中学校、5段階の成績表は・・・。
調査書となって、高校入試のときに見られます。
中1が1本、中2が1本、中3が1本の成績になります。
だから、定期テストと提出物の評価をよくしておくことです。
もちろん、中1の頃からですよ。
各学年の調査書の数字は、どのくらい入試で見られるのか?
「平成26年度 埼玉県公立高校入学者選抜における選抜基準」より。
少し例をあげてみましょう。
● 浦和高校 「中1:中2:中3 = 1:1:2」
● 浦和一女 「中1:中2:中3 = 1:1:2」
● 大宮高校 「中1:中2:中3 = 1:1:2」
● 伊奈学園 「中1:中2:中3 = 1:1:3」
● 久喜北陽 「中1:中2:中3 = 1:2:3」
やはり高校直前である、中3の割合を大きく見られます。
定期テストも提出物も、中3は特に落とせませんよね。
そして、中1と中2でも、よい評価を取っておくことです。
詳しくは、埼玉県教育委員会のHP↓をクリック。
http://www.pref.saitama.lg.jp/page/26senbatsukijun.html
中3になってから、「あの高校に行きたい」と言っても・・・。
すでに、調査書の数字が足りないということもありますので★
たとえば、伊奈学園なら「オール4」くらいあるとよいですね。
もちろん、中1~中3、すべての学年で☆
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