◆◇◆『STUDY HACKS!』小山龍介〔こやま・りゅうすけ〕著(東洋経済新聞社)◆◇◆
楽しみながら成果が上がる、スキルアップのコツと習慣!
はじめは、私が共感した、もしくは紹介したい内容の要約です。
次にアビット新白岡校からの補足となります。
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⑥正解した問題は二度とやらない
アウトプットは、できるだけたくさん繰り返すこと。
たとえば、野球のフリーバッティング。
最初は芯に当たらなかったボールが・・・。
そのうち芯で捉えられるようになる。
インプット学習と違って、手ごたえを感じながらの勉強になる。
アウトプット学習を進めると、問題集の使い方も変わってくる。
それは、正解した問題を二度とやらないということ。
正解した問題は、すでに正解するだけの力がある。
だから、もう一度解くのは時間の無駄だ。
そのかわり、苦手なところは集中的に練習するといい。
間違った問題にチェックを入れて・・・。
次は、チェックを入れた問題だけを解いていく。
間違えた問題にフォーカスして勉強していくこと。
それが、アウトプット勉強法のポイントになる。
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中学入試、高校入試が近づいてくると・・・。
受験する中学校、高校の過去問題集(過去問)を解くことになります。
さて、何回解くのがよいのでしょうか?
「1回で大丈夫」から・・・。
「とにかく10回繰り返す」まで、色々だと思います。
ただし、正解はありません。
教科、子どもの学力、問題の難易度などによって・・・。
回数は違ってくるでしょう。
たとえば、一般的な私立中入試、一般的な私立高校入試だと・・・。
合格に必要な得点率は、60%くらいのことがほとんどです。
そして、「これは解けないだろ~」という難問も・・・。
20%程度入っています。
私立高校入試の場合、60%程度取れる子どもは・・・。
国語、英語は解答・解説を見れば直しができます。
ただし、私立中、私立高校の、算数・数学について。
難問の20%程度は・・・。
解答・解説を読んでも理解が難しいかもしれません★
受験する私立の学校、子どもの学力にもよりますが・・・。
そのくらいの問題は、一旦、捨ててしまっても大丈夫でしょう。
算数・数学が60%の子どもは、20%分を直して、80%まで持っていきます。
その20%の直しに時間をかけるべきです。
その20%の類題などを探して解いてみると、なおよいですね。
国語、英語などは2~3回も解いてみれば・・・。
もう答えを覚えてしまうかもしれません。
答えを覚えた上での100点というのは、それほど意味がありません。
自分にとって簡単なものを何度も解いていても・・・。
時間がもったいない気がします。
それなら、また違う問題に挑戦してもいいでしょう。
ただ、60%の得点率がないのなら・・・。
まずはそれくらい取れるまで、繰り返すことでしょうね☆
「集中するための原則は、生産的でなくなった過去を捨てることである」
(ピーター・ファーディナンド・ドラッカー Peter Ferdinand Drucker オーストラリア人の経営学者)
・・・次回へ続く。
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