◆◇◆『「器が小さい人」にならないための50の行動』西多昌規〔にしだ・まさき〕著(草思社)◆◇◆
あなたの「器」は、脳のキャパシティで決まる!
はじめは、私が共感した、もしくは紹介したい内容の要約です。
次にアビット新白岡校からの補足となります。
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②「ごほうび」をうまくつかって脳をやる気にする
子どもや部下を「ほめる」教育の重要性が叫ばれている。
長所をほめて、その長所をさらに伸ばしていくこと。
これは、教育の上で知っておくべきことだ。
たとえ苦手分野に挑んで結果的に失敗しても・・・。
そのチャレンジ精神を高く評価すること。
そうすると、次への飛躍につながる。
大切なのは「PNP」だといわれています。
「Positive Negative Positive」
つまり、まずほめる。
次に直したらいい点を指摘する。
それを直せばもっと向上できると指導する。
一方で、ほめてばかりでは、指導者に対する学生の評価も低くなる。
それは、本学のフィードバック調査でわかっている。
部下からすれば・・・。
● 自分をリスペクトしてくれる
● 自分の改善点を明るく指摘してくれる
● それでいて、自分の改善点を的確に指摘してくれる
・・・そんな上司は、「器が大きい人」に見えるだろう。
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勉強や仕事の現場において・・・。
「ほめてばかり」「しかってばかり」という両極端なこと。
これは、あまりないかと思います。
まずは、正当な評価をすること。
「ほめる」「しかる」などは、そのあとに付いてくることですね。
「ほめるところ」「指摘するところ」が両方的確に入っていると・・・。
言われたほうの満足度が高くなるようです♪
ただし、保護者と子どもを考えた場合・・・。
お互いにですが「指摘するところ」ばかりが目につくかもしれません。
近い関係だと、そうなりがちですよね。
子どもがテストで80点を取った場合でも・・・。
「なんで20点も間違えたの!」という感じです★
もちろん、そのテストの難易度にもよりますが。
重要なことは・・・。
人は、相手の悪いところを探すのは得意だということです。
そのほうが脳の使い方が楽なのだとか。
● 自分と違っていて気になるところ
● 自分にはできるのに相手ができないところ
・・・そんなところばかりが気になるようです。
そう感じたら・・・。
相手のよいところ、ほめるところを意識的に見つけることです。
子どものことなら、点数だけにこだわらないこと。
● 「家でも勉強しているのね」
● 「遅刻はしていないのね」
● 「よく続いているよね」
・・・評価するところは、子どもそれぞれで色々あるはずです。
近い関係の人をほめるのは、なかなか難しいことのようですよ。
大人の脳が試されています☆
「家族や友人や同僚のやる気を起こさせる唯一の方法は、協力したいと思わせることだ。そして、感謝して正当に評価することと、心から励ますことなのである」
(デール・カーネギー Dale Carnegie アメリカの実業家、作家、ビジネスセミナー講師)
・・・次回へ続く。
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