ブログ・アビット

埼玉県新白岡の学習塾、アビット新白岡校の日常と教室長の日常をお送りします。

『ビジネスマンが読む 子どもが勝ち組になる本』レポ(4)

2018-07-29 | 勉強に役立つ書籍

◆◇◆『ビジネスマンが読む 子どもが勝ち組になる本』和田秀樹〔わだ・ひでき〕著(三笠書房)◆◇◆

人生の9割は「20歳になる前」に決まってしまう!

はじめは、私が共感した、もしくは紹介したい内容の要約です。
次にアビット新白岡校からの補足となります。

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「勉強ができる人」と「仕事ができる人」の共通点

なぜ一流大学の人間のほうが「できる人間」「使える人間」になりやすいのか。
それは、勉強と仕事には相関関係があるからだ。

勉強のできる子は、いい成績を取っていく。
勉強のできない子は、理解するのに時間がかかる。
そのため、勉強のできない子は、ますます勉強が嫌いになる。

実は、この構造はビジネスの世界でも同じだ。
ある程度能力を持った人にとってみれば、当たり前のようにやっていること。
これが、能力の劣った人にはなかなかできない。

能力のベースになっているのは知識と経験だ。
やはり、勉強をきちんと積んできた人間のほうが・・・。
高い能力を身につけている確率は高くなる。

そうすると、勉強が「つまらない」「おもしろくない」と言っている人ほど・・・。
その後の社会生活でも、同じような状況に陥りやすくなる。
つまり、仕事ができない人間になってしまうということ。

このように、勉強と仕事は非常に相関関係が強い。

勉強で努力することやコツコツ積み上げることの大事さを知っている人。
これは、仕事においても同じ能力を発揮しやすい。
「仕事のできる人」と呼ばれるようになる可能性が高い。
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160610、TVアニメの『暗殺教室』を見ました。

物騒なタイトルですが、考えさせられることもある学園物のアニメです。
私は、『週刊少年ジャンプ』でも、アニメでも見ていました。

『暗殺教室』の公式HPは、↓をクリック。
https://www.ansatsu-anime.com/

主人公は、「殺せんせー〔ころせんせー〕」と呼ばれている先生です。
殺せんせーの授業を聞いてみましょう。

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君たちは、この先の人生で強大な社会の流れに邪魔をされて、望んだ結果が出せないことが必ずあります。

そのとき、社会に対して原因を求めてはいけません。
社会を否定してはいけません。
それは、率直に言って時間のムダです。

そういうときは、世の中そんなもんだと、悔しい気持ちを何とかやりすごしてください。
やりすごした後で考えてください。
社会の激流が自分を翻弄するなら、その中で自分はどうやって泳いでいくべきか。

やり方は学んだはずです。
このE組で。
この暗殺教室で。

いつも正面から立ち向かわなくていい。
避難しても隠れてもいい。
反則でなければ奇襲してもいい。
常識外れの武器を使ってもいい。

やる気をもって、焦らず、腐らず、試行錯誤を繰り返せば、いつか必ず素晴らしい結果がついてきます。
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殺せんせーの授業は以上です。

「『文字と式』って将来使うんですか?」
・・・と私に聞いてくる子どもがいます。
勉強のできない子どもです。

私の仕事のように使うこともあれば・・・。
仕事によっては、使わないこともあるでしょう。

「文字と式」は手段であって、目的ではありません。
それを考えられないので、勘違いしているのです★

それでは、何が目的なのでしょうか?
目的は、「何かを習得するやり方」です。
これは、大人になってから、どんな仕事でも使う力です。

「文字と式」を一手段として・・・。
「何かを習得するやり方」を学んでいるだけなのです。

「やり方」とは、次のようなものです。

● 努力の仕方
● 工夫の仕方
● 時間管理の仕方
● 我慢の仕方
● 練習の仕方
● 理解の仕方
● 表現の仕方

・・・色々含まれていると思います。

残念なことですが、勉強のできない子どもにこんな話をしても・・・。
また、同じことを言ってきますよ。
「ガスバーナーの扱い方なんて、将来使うんですか?」

相手をするほうは、根気が必要ですよね★

今はできなくても、目の前の勉強から逃げることのないように☆

「Learn how to learn. That’s Wrestling.」(レスリングとは、学び方を学ぶことだ。)
 (ビル・ロビンソン Bill Robinson イギリスのプロレスラー)

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ビジネスマンが読む 子どもが勝ち組になる本: 10代のうちに絶対に教える「7つのこと」
和田 秀樹
三笠書房

 

コメント
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