◆◇◆『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』岩崎夏海(いわさき・なつみ)著(ダイヤモンド社)より◆◇◆
家庭、学校、会社、NPO… すべての組織で役立つ本!
はじめは、注目すべき内容のまとめです。
次にアビットからの補足となります。
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②マネジャーの資質
そこにはこう書かれていた。
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マネジャーの資質(129頁)
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それで、みなみはドキドキしながらその先を読み進めた、すると、そこにはこうあった。
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人を管理する能力、議長役や面接の能力を学ぶことはできる。
管理体制、昇進制度、報奨制度を通じて人材開発に有効な方策を講ずることもできる。
だがそれだけでは十分ではない。
根本的な資質が必要である、
真摯さである。(130頁)
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その瞬間、みなみは電撃に打たれたようなショックを覚えた。
そのため、思わず本から顔をあげると、しばらく呆然とさせられた。
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「真摯(しんし)」とは、どんな意味でしょうか?
「まじめで熱心なこと。また、そのさま」という意味です。
勉強については、どうでしょうか。
まずは、勉強以前のことが大切だと思います。
勉強以前のこととは・・・。
● 時間を守る
● 提出物の期限を守る
● 挨拶をする
・・・というようなことです。
勉強習慣をつける前に、生活習慣がついているといいでしょう。
これらが、まじめにできていないのに・・・。
よりハードルの高い勉強習慣をつけるのは、難しいと思いますよ★
勉強以前のことがクリアされたら、勉強内容そのものです。
真摯さが最も必要なのは、「勉強のやり方」です。
できる子どもは、ここをまじめに熱心にやっています。
だからできるといえます。
できない子どもは、ここをまじめにやりません。
できない問題の式も書かずに、答えだけ写して終わりにする。
結局、自分では解けないままです。
または、「わからないから」と決めつけて何も考えず・・・。
答えの英文を写して終わりにする。
結局、自分では覚えていません。
子どもが、勉強に真摯に取り組めるように。
周囲の大人の対応が大切だと思います。
それは、勉強以前のことから真摯に対応していくことです☆
「誠意や真心から出たことばや行動は、それ自体が尊く、相手の心を打つものです」
(松下幸之助〔まつした・こうのすけ〕 日本の実業家、発明家 松下電器創業者)
・・・次回へ続く。
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