◆◇◆『子供が勉強にハマる脳の作り方』篠原菊紀(しのはら・きくのり)著(フォレスト出版)より◆◇◆
子供が勝手に勉強するようになります!
はじめは、注目すべき内容のまとめです。
次にアビットからの補足となります。
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⑤あがけばあがくほど脳が活性化する!
脳の適応性、パフォーマンスの向上、成績アップ。
私たちはそのことを目標にしがちです。
また子どもにも、そうできるようになることを求めてしまいます。
もちろん、それが間違っているわけではありません。
できるようになることを目指し、努力を重ね、できるようになっていく過程が重要なのです。
子どもの脳が最も活性化しているのは、できるようになったときではなく、むしろ、うまくできずにいる時です。
途方に暮れ、困っている時です。
その時こそ、脳が活性化しているわけです。
子どもの目標達成を応援し、勉強の結果が最高の形で表れることを望むなら、上手くできずにあがいている、その時にこそほめてください。
感心してください。
そうすると、行動と快感を結びつける線条体が働き、子どものやる気が育ちます。
自分が伸びる、その時のあがきが好きになる。これは親子ともに必要なことです。
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基本的には、これは勉強ができる子どもの話だと思います。
できない子どもは、「もう無理」となってしまうからですね★
だから、できない子どもにとって・・・。
“あがき”はマイナスになってしまうかもしれません★
“あがき”ができるというだけで・・・。
それは、けっこうできる子どもだとも言えます。
脳科学者の茂木健一郎さんも、テレビでよく言っていたと思います。
解答者が、何かの問題を考えているときです。
「考えるだけでも、脳は活性化しますから!」
勉強ができる子どもは、難しい問題をやりたがりますよね。
“あがき”を苦にしません。
また、難しい問題を解いたときの達成感の心地よさを知っているのでしょう。
このような子どもは、より勉強ができるようになりそうです♪
そして、周囲の大人は“あがき”を認めることでしょうね。
● 「よく考えているよね」
● 「何かしら書いていていいよね」
● 「粘り強いよね」
結果よりも過程に注目することでしょうか。
そうすると、子どもはより“あがき”を苦にしなくなる。
それは、より勉強ができるようになるということです☆
「よいアイデアの生まれるのは、儲からなくて何とかしようと苦しんでいるときである。だから私は、儲かることをあまり喜んでいない」
(早川徳次〔はやかわ・とくじ〕 シャープの創立者)
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