◆◇◆『子供が勉強にハマる脳の作り方』篠原菊紀(しのはら・きくのり)著(フォレスト出版)より◆◇◆
子供が勝手に勉強するようになります!
はじめは、注目すべき内容のまとめです。
次にアビットからの補足となります。
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④とにかく寝せる!
集中力ややる気に不可欠な睡眠は、記憶にとっても重要です。
睡眠不足だと物覚えが悪いという感覚はどなたにもあると思います。
実際の研究でも、「適度な睡眠をとった方が記憶テストの成績がいい」「推論も寝ている間に進むらしい」「技の定着には睡眠欠かせない」など、睡眠が記憶にあたえる影響を示唆する様々な証拠が見いだされ始めています。
また、眠りが浅かったり睡眠時間が不規則になったりすると、ドーパミンやセロトニン、コルチゾールなどのホルモン分泌のリズムが崩れ、意欲の低下や前頭葉の活性化が困難になるなど、記憶の妨げになることが山ほど出てきます。
もちろん寝不足による疲労の蓄積は脳活動を低下させます。
ですから、「勉強」というものを考える時は、その一環として「睡眠」を位置づけることが必要です。
寝る時間を一定にすることは、体を休めるためだけでなく、脳のため、記憶のため、集中のため、やる気のためでもあるのです。
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推論までもが、寝ている間に進むことがあるようですね。
それに関連する話を思い出しました。
私が全巻所持しているマンガのコミックスに『海皇紀』があります。
『月刊少年マガジン』に連載されていました。
未来の世界にて、帆船を操る「海の一族」の話です。
ちなみに、「海の一族」は、海賊ではありませんよ。
この『海皇紀』は、100917に、第45巻で完結しました。
その第39巻に、不思議な(?)シーンがあったのですね。
主人公は、「海の一族」のファン・ガンマ・ビゼンです。
ファンは、今後の戦闘について、よい考えが出なくて困っています。
ファン「だいぶボケてやがるな、オレの頭は。・・・ああ、寝るわ」
なんと、これからどうしようというときに、寝てしまうのです。
少年マンガに似合わない、動きのない展開です★
そして、1ページを2つのコマだけに使って、目が覚めるシーンです。
上半分のコマは起きる寸前。
下半分のコマは目が覚めて「あ・・・」。
これだけ大きなコマを使うということは・・・。
このシーンに注目してほしいのでしょう。
マリシーユ・ビゼン(ファンの母親)「知恵は出たみたいね」
ファン「ああ」
子どもが読んだら、なんだかつまらないシーンです。
なにせ、危機が迫っているのに、寝て起きただけですから★
でも、私はニヤっとしてしまいました。
「寝ている間に推論が進む」ということを知っていたからです。
作者も当然、知っているのでしょうね。
それを『月刊少年マガジン』連載の『海皇紀』で使うとは☆
なかなか冒険だなあと思いました。
もちろん、何も考えずに寝るだけではダメですよ。
寝る直前に、考える、復習する、予定を立てる・・・などをすることです☆
・・・次回ラスト。
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