ブログ・アビット

埼玉県新白岡の学習塾、アビット新白岡校の日常と教室長の日常をお送りします。

中3数学 中間テスト ピラミッドの規則性

2010-10-09 | 本日の授業

Cimg2933

写真は、101007、中3数学の授業です。

いや~、それにしても驚きましたね★
中3数学の試験範囲表では、今回の中間テストの範囲は・・・。
「二次方程式」全部、「二次関数」全部でした。

「は、はや~★ 去年の倍の範囲じゃん!」

テスト2週間前は、昨年2学期・中間の過去問(二次方程式)。
テスト1週間前は、昨年2学期・期末の過去問(二次関数)。
これをやっておこうと思っていたところでした。

でも、この日(101007)、中3生から緊急報告が。
中3生「数学のテスト範囲、減った~」
なんと! テスト範囲から「二次関数」が完全消滅・・・。

学校の先生、どんだけテスト範囲を読み違えてるんですか・・・★

さて、篠津中、2学期の中間テストが101015に迫りましたね。
この日は、篠津中の数学、過去問を勉強していますよ。
二次方程式、「ピラミッドの規則性」の問題がありました。

写真のピラミッドの図を見ながら、問題が3つです。

(1)上からn段目の右端の数を、nを用いて表しなさい。
(2)上からn段目の左端の数を、nを用いて表しなさい。
(3)上からn段目の右端の数と左端の数の和が222になるのは、nがいつくのときですか。

(1)は、けっこうカンタンです。
段の数を2乗すると、右端の数になるのがわかります。

1段目 右端1 → 1の2乗=1
2段目 右端4 → 2の2乗=4
3段目 右端9 → 3の2乗=9
4段目 右端16 → 4の2乗=16
n段目 右端? → nの2乗=nの2乗

答えは、「nの2乗」となります。

(2)は、初めて見る問題なら、けっこう難しいと思います。

左端の数の表し方があるのです。
それは、右端の数から、左にある数の増加分を引くことです。
その結果、左端の数が求まります。

まず、左端からの増加分だけを求めましょう。

1段目 n=1 → 2×1-2=0 増えた
2段目 n=2 → 2×2-2=2 増えた
3段目 n=3 → 2×3-2=4 増えた
4段目 n=4 → 2×4-2=6 増えた
n段目 n=n → 2×n-2=2n-2 増えた

そして、右端から、左にある数の増加分を引きましょう。

nの2乗-(2n-2)=nの2乗-2n+2

答えは、「nの2乗-2n+2」となります。

(3)は、上の2問ができていれば、二次方程式を解くだけです。

nの2乗+(nの2乗-2n+2)=222
                  2nの2乗-2n+2=222
                      nの2乗-n+1=111
                  nの2乗-n-110=0
                  (n-11)(n+10)=0

                                             n=11 ☆
                                             n=-10 ×

答えは、「nが11のとき」となります。

K先生と話していたのですが・・・。
このような規則性の問題を正解させるのは、何が必要か?

やっぱり、規則性のイロイロな問題を解くこと。
学力、センスというよりは、経験かなと。
とりあえず、そのような結論になりました。

経験値を上げることによって、学力、センスも上げたいですね☆

コメント
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