◆◇◆『中学受験を成功させる母親はここが違う!』橋本和彦(はしもと・かずひこ)著(大和出版)より◆◇◆
お子さんの運命は、あなたの接し方で決まる!
はじめは、注目すべき内容のまとめです。
次にアビットからの補足となります。
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①高い目標はもってもいいが、現実的な落としどころをしっかりと考える
日々の子どもの勉強や受験校について、高い目標をもつことはかまいません。
でも、現実的にそれが可能かどうかをしっかりと検討してほしいのです。
そのうえで、現実的な落としどころを用意してあげる――。
これは、ある意味でお母さんの義務なのです。
こんなことをいうと、「それはマイナス思考だ」とおっしゃられる方がいますが、それは違います。
マイナス思考とは、ものごとを悲観的に見て悲観的に行動することです。
私がここでいっているのは、子どもの現実の姿をしっかりと受け止めて、「これなら子どもができるだろう」という現実的に実現可能な行動に切り替えるということです。
プラス思考で高い目標を掲げ、それに一直線に向っていくというのは、たしかに理想ですし、格好もいいものです。
でも、現実を無視した突進は自滅への道でもあります。
あげくの果てには、「気がついたら子どもがまったくついてきていない」という滑稽なものにもなりかねません。
現実的な落としどころをしっかりと用意してあげて、子どもと一緒にその目標に向って確実に歩んでいく――。
ぜひ、心がけてほしいと思います。
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高めの目標はよいですよね。
人間、目標を作らないと、行動に移せませんから。
実現可能な、自分よりも少し高い目標を掲げて・・・。
少しずつクリアしていくのが理想です。
クリアするたびに、さらに少しずつ高い目標を設定しましょう。
それを続けていけば、いつの間にか・・・。
以前より遥か高いところで活躍しているかもしれませんね♪
ただ、子どもが、高校(中学)受験間際になっても・・・。
現実的に難しい目標に固執する場合がありますね。
「以前から決めていた。どうしてもあの高校に・・・」という感じです。
塾の職員が、志望校を決定するわけではありません。
その子どもの人生です。
最終的には、その子どもやご家族が決定するとよいと思います。
もちろん、こちらでも選択肢や情報は、できる限りお伝えして協力させてもらいます。
それでも、やはり合格は難しいということがありますよね。
その場合は、臨機応変に志望校を変えることです。
しかも、第2の志望校は事前に想定しておくことですね。
人間は、想定外のことに対応しにくいですから。
難しい志望校に体当たりしても、やはり難しいことでしょう。
かといって、受験直前、“急に”志望校を変えても・・・。
気持ちが動揺して、うまくいかないかもしれません★
埼玉県公立高校受験なら・・・。
「北辰テストの第8回で、募集人数の順位に足りていなければ・・・」
・・・と、志望校を最低2つは考えておくとよいと思います。
見るべき資料は・・・。
● 新聞に載っている倍率
● 第8回(第7回)北辰テストの結果(+『北辰基礎資料』)
見方は、そのときに一緒に見ていくので、安心してください☆
・・・次回へ続く。