ブログ・アビット

埼玉県新白岡の学習塾、アビット新白岡校の日常と教室長の日常をお送りします。

『「やる気がでない人」の心理学』レポ(2)

2009-05-05 | 勉強に役立つ書籍

◆◇◆『「やる気がでない人」の心理学』加藤諦三(かとうたいぞう)著(PHP研究所)より◆◇◆

どうしたらそこから抜け出して元気に生きられるか?

はじめは、注目すべき内容のまとめです。
次にアビットからの補足となります。

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怪我をしたなら、まず自分で出来る範囲の応急処置をしてみる

セリグマン(ペンシルバニア大学の心理学者)によると子どもは自分の能力で不満を解決すると自分の能力を信じられるようになるという。
自分にも出来るという自信が湧いてくる。

困難に際して人に解決してもらうといつになっても自分に自信が出来ない。
よく親は子どもかわいさのあまり子どもに代わって困難を解決してあげてしまう。

しかしこれは子どものためにはよくないようである。
その様なことをすると子どもの中に無気力を植え付けてしまうとセリグマンは言う。
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塾での学習指導(アビットの場合は、主に個別指導時)も加減が肝心です。
子どもが「わからない・できない」となることがありますよね。
そこで、何でもかんでも教えてしまうとどうでしょうか? 

教わればできるけど、自分では解決できない・・・。
そんな習慣がついてしまうかもしれません。
テストのときなどは、自分ひとりで勝負しなければなりませんよ★

「自分で調べたり、考えたりするのは大変」
「でも、先生に教えてもらえばラクで簡単」
「先生って、教えるのが仕事なんでしょ?」

子どもがこのように思ってしまうと、学力の伸びは期待できません★

指導する側は、丁寧に教えさえすればいいかというと・・・。
そうでもないというのが現実です。

「この子どもなら、これはできる」
「これはテキストを見直せば、そのまま書いてある」

指導する側は、そんなことを考えながら・・・。
「どう子どもを行動させるか?」という部分に重点を置きます。
付き返すわけでなく、励ましの気持ちをもつとよいと思います。

その瞬間の子どもの気分は様々だと思いますが・・・。
ヒントを与えて、それをもとに子どもが自分で解けた、解決できた♪
そんなことの繰り返しが、子どもの自信や努力を育てると思っています。

だから、教えすぎは危険です。
でも、その子どもが本当に難しいことはこちらもわかります。
それは、その子どもの力を考えながら、じっくり教えますよ☆

・・・次回へ続く。

コメント
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