◆◇◆『「やる気がでない人」の心理学』加藤諦三(かとうたいぞう)著(PHP研究所)より◆◇◆
どうしたらそこから抜け出して元気に生きられるか?
はじめは、注目すべき内容のまとめです。
次にアビットからの補足となります。
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③「恵まれすぎ」は幸福か?
よく今の若者はひよわだということが言われる。
昔に較べて物質的にはるかに恵まれているのに不満ばかり言うというような言葉が聞かれる。
わたし自身今の若者は恵まれ過ぎるぐらい恵まれていると思っている。
しかしそれはやはり「恵まれ過ぎ」なのである。
「恵まれ過ぎ」て幸福感を失っている。
自分の有効性や価値観や自尊の感情はどこから生まれてくるかという疑問に対してセリグマンは次のように答えている。
自分が何を持っているということではなく、自分の行為が世界を変えるという経験をすることで得られると言う。
その点で人間の世界は普通人々が考えるより公平に出来ているのである。
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物質的に恵まれると、精神的に乏しくなる。
これはよく言われることですよね。
子どもは・・・。
● 何でも買ってもらえる、もしくは買える
● 何でも自分のしたいようにする、もしくはしたいようにできる
● 何でも言いたいことを言う、もしくは言える
子どもは、何でもあるし、何でもできるし、何でも言える。
もちろん、理想的な状態とも言えます。
でも、「これが普通」になってしまうとどうでしょうか?
今度は・・・。
● 我慢ができなくなる
● 人の迷惑を考えなくなる
● 人の気持ちを考えなくなる
・・・あまりよいことが起こらないかもしれませんね★
子どもが塾に通えるなんて、恵まれていますよね。
時間もおカネもかかることです。
保護者の方が一生懸命仕事をしたおかげで、塾に通うことが可能になります。
ところで、北辰テストや高校の入試問題を見てみましょう。
「自学自習で何とか」
「基礎(だけが)が大切」
「学校の教科書がわかっていればよい」
これでは、実際うまくいかないことが多いと思います★
ぜひ、塾をうまく活用してほしいです。
「よいアイデアの生まれるのは儲からなくてなんとかしようと苦しんでいるときである。だから私は、儲かることをあまり喜んでいない」
シャープの創立者、早川徳次(はやかわとくじ)さんの言葉です☆
・・・次回へ続く。