西部劇と懐かしのカントリー&ウェスタン日記

現代とはかけ離れたOld Countryの世界ですがずっと続けていきます。興味のある方は時々のぞいてみて下さい。

西部劇「ロンリーマン」を見た

2023年05月15日 | 西部劇映画

ジャック・パランス西部劇「ロンリーマン」を見た 

   

 

ロンリーマン 監督:ヘンリー・レヴィン 1957年パラマウント映画 白黒

白黒映画。でも男くささでは一級のジャック・パランス主演の詩情豊かな実に味わい深い西部劇だった。この作品はビデオもDVD発売もされていないはずで、以前鹿児島の西部劇大家のHさんから頂いたDVD(恐らく日本で放映されたBSテレビからの画像だと思われます)。時間がなくて積んどく状態だったけれど本日(2023=令和5)2/19日曜日にじっくりと鑑賞した。パンフレットだけはずいぶん昔に東京の神田古本街で買ったものを持っていたけれど・・・百聞は一見に如かずだなぁと思った

<物語>14年前に ある事情で西部の町レッド・クリフの保安官を射ち殺して逃亡し、さすらいのガンマンに身を落としていたジェイコブ(ジャック・パランス)が町に帰って来るところから始まる。残してきた妻と息子に会って堅気の生活に戻るために・・・。だが町の住民達には厄介者のガンマンが帰ってきたと煙たがられる。成長した息子のライリー(アンソニー・パーキンス)は、母親は死んだ、それは殺人犯の妻として住民に疎まれて堪えきれずに谷に身を投げて自死したのだ……と告げるのだった。息子にも心を開いてもらえない……そのあたりのシーンは全編に孤独に耐えて生きてきたガンマン役のジャック・パランスのかもしだす雰囲気が良く出ており渋いながらも哀歓がある。 

ジェイコブは息子のライリーと一緒に牧場を開いて堅気の生活を始めたいと希望するが、土地の顔役や保安官の反対でことごとく失敗に終わる。行き場のなくなったジェイコブは昔馴染みの若い女性エイダ(エレイン・エイクン)の家に転がり込む。そこには馴染みのベン(ロバート・ミドルトン)もいた。4人で野生馬を捕まえるシーンや荒馬ならしのシーンもあって楽しませてくれますし、ジェイコブにとっての明るい希望を思わせるシーンでもありますが・・・😁 登場人物達の運命やいかに……と紙芝居、講談調に…🤣

堅気の生活に戻ろうとするジェイコブには2組の敵がいる

❶昔ジェイコブに射たれて身体が不自由になった元酒場のオーナーのキング(ネヴィル・ブランド)とその子分たち……長身痩躯のリー・ ヴァン・グリーフ、 短躯のイライシャ・クックJ r.が演じている。

 

❷ジェイコブの昔の仲間達……クロード・エイキンス(ライフルを構えている写真)が演じている。

  

脇役に昔の西部劇によく出てきた顔が揃っていてニンマリとさせられる🤣 特にリー・ヴァン・グリーフとクロード・エイキンスは今では懐かしさを覚えます😁

前掲のパンフレットには ”「シェーン」の迫力と詩情、「真昼の決闘」のサスペンスが合致したような作品 “ と書いてありますが当たっています。貴方が真に西部劇が好きであれば絶対に見たほうがいいお奨めの作品です……とは言ったものの現在DVDでの発売がなくて残念…何とか ” 完全無欠の西部劇 ” Boxシリーズで出されないものかなあ。確認はしていませんが you tube 辺りで見ることができればいいのにな🤣

アンソニー・パーキンスはヒッチコックの「サイコ」以前の出演作だね

さて、映画の冒頭と終わりに “ The Lonely Man “ という歌が流れます。渋い低音で歌うのは往年のカントリー歌手テネシー・アーニーフォードです。後日採りあげてみたい 

*2/19の記事ですが、太宰府市にお住まいの西部劇大家EさんからいただいたDVDで5/12に新しく見直してみたので載せました。何回か見直したくなる作品になりそうだ……しばらくしたら元に戻す予定

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする