西部劇と懐かしのカントリー&ウェスタン日記

現代とはかけ離れたOld Countryの世界ですがずっと続けていきます。興味のある方は時々のぞいてみて下さい。

つれづれに ( 「駅馬車」が150円 ・・・・ああ )

2009年12月14日 | つれづれに
趣味の西部劇は時間がある時はよく見る。名作から名もない作品まで・・・・・幸い版権の切れた古い作品の DVD は500円位の安価なものがたくさん出ていて、それも Book Off のような中古店に行くとさらに半額ほどになっているので求め易くなっていて・・・・・ほんとにいい時代だなと思う。

先日も 「 駅馬車 」 と 「 硝煙のカンサス 」 が各150円で売っていたので買いましたが、「 えっ、0がひとつ足りないんじゃないの?」 と思ったくらいです。 「 駅馬車 」は既に持っているのに こんなに安くて-ジャケットが違って-日本語訳者も違う-となるとやっぱりまた買ってしまいます・・・・・画質も遜色がなかったし。こんなことって「 真昼の決闘 」や「 シェーン 」「 荒野の決闘 」などの名作にもそっくりあてはまります・・・・・同じものばかりそんなに集めてどうするんですか・・・・といわれても、ウーン ジャケットが違ったり、訳の字幕が微妙に違ったりしていいんだよなあ・・・・・200円くらいだとつい買ってしまうんだ-とぐらいしか言えません。 

過日 映画好きの知り合いのT君に話をしたら 「 駅馬車が150円だなんて・・・・・映画の価値が落ちますよ 」と言っていた、「 僕も同感なんだけども・・・・・白黒映画というだけで見ないという人がいるくらいだから仕方ないよ。でも昔から名作と言われているのは見なくちゃ損すると思うなあ 」・・・・・と話したことでした。 
「 安いから価値が・・・・・」じゃなくて名作映画がそのくらいの値段で見られるんだから沢山の人に見てもらえる-と考えたほうがずっといいのではないかと思います・・・・・今や「 シェーン 」も「 真昼の決闘 」も500円くらいの値段で何回でも見れるんだし 西部劇の楽しさは見ないといつまでも解からないから。

亡くなられた映画評論家の淀川長冶さんが昔アメリカの映画会社の重役さんに会った時 「 Yodogawa san、やがては映画をポケットに入れて持ち歩くような時代が来ますよ!」・・・・・と言われてびっくりした と何かの本で読んだことがありますが まさにそんなふうになりました・・・・・それでも出来ないことがあります。 映画館で見ることが出来ないということです、西部劇は大きな画面で見ないと迫力に欠けるし、アメリカ西部の風景はテレビには入り切らない・・・・・ということ、昔の全盛時代の作品を映画館で見たいという人はけっこういらっしゃると思いますが・・・・・いくら便利な時代になっても出来ないことが沢山ありますね。

それはさておき どんなに駄作と思われるものでも作られた年代状況、世相、風潮を考えたり、監督や俳優などを調べたりしていると結構楽しむことができる と思っています。 例えばジョン・ウェインの下積み時代の一連の安直な西部劇・・・・・「 駅馬車 」以前の作品などはほんとにちゃちでお粗末なものが多いですが、そんな中にも取り得があってユーモア、しゃれたセリフ、西部気質、西部の事象などを知ることが出来るので基礎的な知識を沢山持っていると何倍にも面白く見ることができます。  だから本当はその基礎知識の元になる ”西部劇に関する本 ” や ”アメリカ西部を知る本 ” が沢山あるといいんでしょうけど・・・・・今後に期待。(平成21年5月19日の記事)    シェーンpART2の前に
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