岩手の頑固親父

恵まれた自然、環境に暮す 老農のつぶやき、ぼやき

深夜ラジオ

2020-06-08 15:40:20 | いなか暮し

 里山は今、深い緑に覆われて、一歩山に入れば、濃い緑で少々、薄暗いほど。
 今から、一ヶ月ほど前、里山の樹々が新しい葉が芽吹き、鮮やかな新緑に変わる直前の、ほんの一日、二日、里山は薄緑に覆われて、 山々が、ふわふわとした柔らかさに包まれる瞬間がある。
 その瞬間、花巻地方では5月6日から8日頃、里山に近い人たちだけが楽しめる美しい瞬間である。

 毎週末、金曜には忘れずに泊まりに来る小学生の孫、その日、宿題そっちのけでゲーム、ユーチューブ三昧してから、爺さん婆さんの、ベッドの狭い谷間で、夜中にトイレに起きることもなく爆睡している。
 年寄りは眠くないといわれるが、そんなことはない、食事の後、横になればすぐに眠れる。
 僅か5、6分眠って気分爽快、今日も頑張ろうとなる・・・が
 夜中にふと目が覚めて、考え事をしたり、仕事の段取りを考えて目が覚めてしまうことがある。
 寝付かれないとは言え、枕もとの雑誌を開くのも億劫、
 昔、年取った先輩から「年寄りが眠れないときは、ラジオが一番」と言われたが、若い時分は眠れないことなんてないから聞き流していた。
 そんなことを思い出して、久しくご無沙汰のラジオを枕元に置いて、イヤホーンを繋いでおいた。
 眠れぬ夜、ラジオを点けてみる。
 なつかしい音楽や、アナウンサーの軽い話題がいい、うつら、うつら聞いているから、翌朝、どんな内容だったかはよく覚えていないが、アナウンサーの声を子守唄に眠る気持はいい。

 ご同輩の方々、眠れぬ夜には深夜ラジオをお勧めします。
 

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