暖かと言っても師走
年明け、1月2日に行われる 胡四王蘇民祭 の大看板が立てられた。
「まもなく強い雨が降り始めます・・・」スマホの天気予報はよく当たる。
サッシ越しに見ても雨は降っていない・・いや、窓を開けてみると結構降っている。
どこの家でもサッシが入れられて、暑さ寒さはもとより音も聞こえない。隣りに救急車が来ても気が付かない。
雨樋がしっかりしているから、雨だれの音も聞こえない、現代っ子は雨だれを知らない。
昔、大きな茅葺きの家に雨が降る。
雨音を聞いて、障子戸を開けて縁側に出る。
雨を受け止めた萱を伝わって、雨水は下に下にと流れ、軒先の萱は水玉が次第に大きくなり、やがて軒下に落ちて雨だれの音となる。
寒い冬の雨だれは「つらら」となって軒下に下がる。
雨だれどころか、昨今では水たまりもない。
初冬、冷え込んだ朝は、学校への道あちらこちらの水たまりが 氷となって氷を割りながら、心地良い音を楽しみながら歩いた。
雨だれ、水たまり、・・・・
ピチピチ、ジャブジャブ、ランランの世界は遠い昔の話。
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