銚子・角巳之・三代目

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セグロの水揚げ

2013年05月28日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_9412昨日掲載の南蛮漬け。写真はその原料の水揚げ風景...。漁場は近いようで、水揚げ時に魚漕を覗き込んでみると、まだ生きているものもありました。非常に弱い魚で、これが泳いでいるところを見られる...。要するにこれほどの鮮度はないという事であります。この日揚がったものを、手早く処理。これを食べられるのは幸運でありますが、幸運、不運は水揚げ次第...。こればかりは如何ともし難く、お天気商売と言われる所以であります。同じ魚でも、夏と冬では味が変わり、漁場によっても味が変わる。春夏秋冬、東西南北、それぞれに味があり、それに適った料理法や食べ方がある訳です。ここに“安定”を求めると、数々の不具合が出てくる訳でありまして....。昨日、セグロに始まってセグロに終わるなどと生意気な事を申し上げましたが、単純なものほど複雑で、複雑なものほど実は単純....。こんな物事の捉え方に辿り着いた次第であります。故に、何だセグロか?と言うなかれ、全国各地の港町で最も馴染みのあるこの魚...。この魚の生かし方次第で、その産地の実力のほどが分かるというものではないか...。またまた生意気な事を申し上げました....。


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