銚子・角巳之・三代目

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ムロアジ

2006年08月30日 | 銚子の魚

100_0419 写真上がマアジ(銚子は回遊性のクロアジと一般的に言われてます)、下がムロアジ。ムロアジにはアカムロとアオムロの2種類あって、どうもこれはアオムロと呼ばれる種類のようです。この分類も地方によって違っているようですが、ここでは詳細を避けます。ムロアジですが、伊豆などで名物のクサヤ(の干物)原料として有名です。強烈な匂いで賛否分かれます。銚子ではあまり見掛けませんが、静岡の友人が東京で静岡郷土料理のお店などに行くと必ず注文してました。静岡でも賛否分かれるようですが、友人はかなりクサヤ好きのようでした。お陰さまで私も全く抵抗がなくなり、この干物は最高に美味いものの1つだと今でも思っております。塩漬けし、魚から出る水分が発酵して出来るものが調味液。この調味液は秋田の“しょっつる”ですし、自然発酵の繰り返しで旨みが凝縮されているのは事実です。現代人が最も退化させてしまったのは臭覚かもしれません。腐敗臭(腐った匂い)と発酵の先にある旨みを凝縮させた匂いの違い。賞味期限表示など無い時代、昔の人は食品の色を見たり、匂いをかいで、食べられるか、食べられないかの判断をしてました。盲目的に表示を信用ではなく、自らの五感で食品を見分ける。これ大切だと思います。今日も横道に逸れました。


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