銚子・角巳之・三代目

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なよ竹の....。

2009年02月21日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_4256 先週、会津出身の方にお世話になりまして....。会津で有名な教育方針・“ならぬものは、ならぬ”....。から始まって、会津に残る士魂とでも申しましょうか?早朝の銚子港で感じるような、ピーンとした緊張感を感じました。それでいて、深いところで暖かさを感じる.....。ご縁とは不思議なもので、会津の方々にお会いした後、ある先生から会津について、お話をうかがう機会を得ました。会津と言えば、戊辰戦争での悲劇的な“白虎隊”、滅びの美学などという話ばかりが語られますが、今回は会津の女性論。義に殉じて行く男達の足手まといになるまいと、女性も後世に語り継がれるような会津の誇りを示していく。会津藩・家老、西郷頼母の妻、西郷千恵子の辞世:なよ竹の・風にまかする身ながらも・たわまぬ節は・ありとこそきけ.....。風は時代の風を表し、節は忠節とか節目をさすのだそうです。女の私はか弱い竹で、時代に翻弄されてしまったけれど、忠節を守る気概は持っていますよ.....と。2歳から16歳までの娘5人とともに壮絶に自刃。享年34....。会津では今でも先達を讃え、小中学生が早朝の寺院にて論語や会津の誇りを学ぶ時間があるとか....。最後に細川ガラシャの辞世を....。散りぬべき・時知りてこそ・世の中の・花も花なれ・人も人なれ.....。キリシタン(キリスト教徒)ゆえ、自刃は叶わず、近習に自らを刺すように命じた際に織り成された珠玉の言葉....。これから寒さが和らぎ、桜梅桃李(おうばいとうり)が咲き乱れる季節を迎えます。花を愛でながら、100年に一度と言われる経済危機の昨今、時代に翻弄されながらも強く生きた女性に思いを馳せてみては....。


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