銚子・角巳之・三代目

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シンポジウム感想②

2007年02月22日 | 利根川シリーズ

000_0499 昨日はあれからホシザメ君の他にカスザメ君(銚子の魚参照:英名エンジェル・シャーク)が登場。機械では処理できないので、すべて手作業。手首のスナップが強くなってきたように思います....。さて本日はシンポジウムの感想その②。突然ですが江戸時代。ご存知のように鎖国をしていた訳です。一部の国を除き国交が無く、その僅かな異国文化の入り口も長崎等に限定。それが“島国”根性を育んだんだと弊害ばかりが喧伝されますが....。反対に考えると、江戸時代というのは外国に食糧・エネルギーを依存せず、日本国内で自給100%であったという事ができます。最近でこそ“もったいない精神”だ、“資源循環”だと言われておりますが、江戸時代というのは正に究極の循環社会。度重なる飢饉が起きても先人の知恵が様々な解決法を編み出して参りました。自然と向き合い、その特徴を熟知した上でその土地、土地に最適な農業技術が生まれたり、漁獲法や保存食作りが行われたり....。利根川の河口が銚子に向けられたのも家康が関東入府してから。度々暴れる利根川から江戸の町を守るための措置だったのだそうです。余談ですが、ある省庁の方が、利根川の流れを変えるという事業は、着想、工事方法どれをとっても完璧で、最先端の測量器、ブルドーザー等重機の無い時代に合って、あれだけの事を成し遂げたのは驚嘆するばかりだ。と言っておりました。紙幅の制約もあるので続きは明日に。写真は早朝の銚子港。銚子港は利根川河口にある、典型的な河口港。群馬水上を発した大河の一滴は銚子から太平洋に注いでおります。


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1 コメント

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世界の四大文明が川のほとりから興ったように、利... (カヌーイスト雪)
2007-02-23 08:33:03
世界の四大文明が川のほとりから興ったように、利根川にも人間との共生の歴史があります。このシンポジウムがこれからどんな展開になるのか楽しみにしてます。
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