銚子・角巳之・三代目

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

燕雀いずくんぞ....

2006年10月20日 | 銚子のカモメ

100_0577 燕雀(えんじゃく:ツバメやスズメ、小さな鳥の意)いずくんぞ鴻鵠(こうこく:鳳凰など大きな鳥の意)の志を知らんや!最近良く、漁港付近にタカのような大型の鳥を目撃しておりました。この辺にタカがいるはずはないし、その仲間のノスリかとも思いましたが、これも違う気がする。いつもの生き物ポケット図鑑で確認したら、どうもトビのようです。トビもタカの仲間。タカ類は鳥の中では最も高いところを飛び、羽はほとんどバタつかせず、風を読んで悠々と大空を駆け巡っております。燕雀いずくんぞ~とは、中国の故事で、ツバメやスズメに、天高く飛び回る大鳥の気持ちなど分からないから転じて、大人物の気持ちや大きな志を小人は理解する事などできないに通ずるようです。カモメの大群の遥か上空に1羽で悠々と飛んでいる姿に接し、お前に“志”はあるのか?と問い掛けられているような気がしました。この言葉、幕末の志士達も好んで使っていたようです。時代の変革期、世の中を変えていくのはいつも信念を持って、大勢に組しない(いわゆる変わり者)、他者には見えない何かが見えるが故に現実社会との間で大きな軋轢を生むけれど、新しい時代の扉が開いた時、彼らは先駆者と呼ばれたりします。が、当の本人達は他者の毀誉褒貶(きよほうへん:ほめられたり、けなされたり)など全くお構いなし。批評や比較をやめて具体的に行動すると、その動機善なりや?という“志”の部分に行き当たります。“世の人は我を何とも言わば言え、我が為す道は我のみぞ知る”-坂本竜馬-。燕雀いずくんぞ.....、現代も変革期に差し掛かっているようです。“志” この風景を見ながらそんな事を思っておりました。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿