銚子・角巳之・三代目

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ナマズと太公望

2009年09月19日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_4608  釣り好きの人を“太公望(たいこうぼう)”などと呼んだりします....。さて写真は銚子のお隣、利根川・東庄(とうのしょう)付近で釣り上げられたナマズ(正確にはアメリカナマズ)。アメリカナマズは外来種で雑食、日本固有の在来種を絶滅させてしまう恐れがある事から、自治体等で駆除が行われているようであります。愛嬌のある顔に似合わず、攻撃性が極めて強く、自分と同じ大きさの魚にまで襲いかかるとか。また雑食で何でも食べる....。写真のナマズ君は、とある日曜日、銚子の太公望によって釣り上げられ、身にされ、恐らく人間様の食べ物になると思われます。ナマズ...、米国等ではキャットフィッシュ(何故キャットなのかわかりませんが)と呼ばれ、ヘルシーな白身魚として一般的であります。日本でも内陸部では一般的な食用魚。私もナマズは好きな白身魚のひとつ。臭い等の問題がクリアできれば、かなり汎用性の高い魚肉であろうと思われます。食べておいしく、釣る楽しみも....。強烈な引きらしく、ナマズ釣りは病みつきになると銚子の太公望様から....。ところでこの太公望。何かの本で読みましたが、これ中国の故事にならったものらしいです。確か太公望さんという人名で、釣りをしている時に時の王様に見出され、その後、その王を助けて敵を滅ぼし、高い地位に登りつめた....と。戦略家で仙人のような方であった...云々となりました。確かに釣りには戦略が必要で、釣れて良し、釣れずまた良し....と仙人様のような心持ちがなければ楽しむことは出来ません。で、ナマズ....。外来生物で厄介者。でも彼らが自力で海を越え日本に来た訳でなく、誰かが日本の河川に放流した....。その誰かを探して責任を!なんて話はもはやどうでも良く、今そこにいる。これをどう理解するか?でありましょう。太公望の戦略眼と仙人のような心持ちが必要であります。


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