銚子・角巳之・三代目

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キハダ中落ち!

2018年10月10日 | 日記
銚子沖の水温が高いようで、いまだに例年ではありえないほどキハダマグロが揚がっております。
銚子に揚がるのは近海の生マグロ。水揚げ後、購入された地元水産会社さんが、速やかに
頭と内臓の除去、皮を引き、ロインと呼ばれる、冊取り(刺身加工の一歩手前)し易い
形で首都圏に送っております...。ということで、頭、尻尾、中落は地元に残る...。
評論家でいられた頃は、何ともったいない...。でありました。で、中に入ってみると、
だったらお前が全部始末しろ...。欲しいだけ取って、あとは知りません。これ勘弁ね...と。
確かにその通り。評論家と現場の違いであります。早朝に水揚げされても、処理加工を
施し、遅くとも夕方の5時頃までに箱詰め完了していないと、中央市場のセリに間に合わない...。
1日に100㌧、200㌧と揚がると処理が追い付かず、こんな時に現場で評論家やって
ると、何か飛んでくる...。だったら人を増やせばいいじゃねえか...とのことですが、
水揚げは何時もあるとは限らない。水揚げ最大を最適と考えて事業経営をすると...。
やはり自然相手。思うようにいかないものです。とは言いながら、地域全体でこのもったいない
を解決していこうという機運はあり、様々な取り組み、試行錯誤されています。
当分の間は、物々交換にてマグロの中落を...。今年はキハダマグロの美味しさを再認識した
年でありました...。