シャツのほころび涙のかけら

昔よく聞いたNSPのタイトルを拝借。…趣味や日常を綴っています。基本はガンバレ自分!時々覗いてみてください。

荻ノ島環状かやぶき集落(新潟県)

2012-08-25 | お出かけ

松苧神社を見た後は、十日町市松代の棚田を見て峠を越えて柏崎市高柳町に入り、鯖石川沿いに下り、荻ノ島の『環状かやぶき集落』に立ち寄った。(8月16日)

川沿いの道路は何度も通ったことがあるし、このような集落があることも知っていたのだが、集落は河岸段丘の上にあるので主要道路からは見えないし、あえて捜そうとしたこともなかった。今回が初めてだ。

見学者のための駐車場に集落のマップや説明があった。これをみると環状の道路に沿って民家があり、道路に囲まれた中は田んぼになっている。
「外敵から中央の水田を守り、かつ貴重な水を水路を使って全戸に効率的に配る優れた方法」とのこと。

戸数は昭和13年に101戸あったが、今では40戸に減少。その半数が茅葺の家だ。
その中に2件の茅葺の宿がある。2階建てが「荻の家」、平屋は「島の家」という。茅葺と田んぼは合うね~。

また、宿の隣には、交流会場でありイベント利用ができる「陽の楽家(ひかりのらくや)」がある。この茅葺の家は、外壁から内装まですべて和紙でできているそうだ。↓左の家。

反対側↓。右から「陽の楽家」「島の家」「荻の家」。

「荻の家」

「島の家」の軒先には田植えに使う道具。懐かしい~、名前?

実ってきた稲穂と茅葺。美味しいお米になるだろう。

田舎者なので、その昔は茅葺の屋根をよく見たものだが・・・。
ここは観光地ではない、茅葺も上の3軒以外は全て普通の民家だ。このような茅葺が建ちならぶ風景は今の日本にどれほどあるのだろう。

駐車場の近くにある集落の鎮守『松尾神社』。趣がある。

杉の木は御神木で市指定天然記念物になっている。ん~これは『きれぎれの風彩』で取り上げよう。

ちなみに、今回のきっかけというか見学しようと思ったのは、コチラのブログを見てからのこと。田植え前の田んぼと集落の様子を拝見し、一度行かねば!と。

コメント (7)
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