因幡屋ぶろぐ

劇評かわら版「因幡屋通信」主宰
宮本起代子による幸せの観劇記録。
舞台の印象をより的確により豊かに記せますよう・・・

新国立劇場演劇研修所第9期生修了公演 三好十郎作 『噛みついた娘』

2016-01-11 | 舞台
*三好十郎作 栗山民也演出 公式サイトはこちら 新国立劇場小劇場 13日で終了 9期生9名の出演者のプロフィールを読むと、実年齢に多少の幅はあるにせよ、ほとんどが80年代後半から90年代後半にかけての生まれの俳優である。脇を支える5人の先輩たちもいずれも若い。登場人物は主人公の娘ステが10代、富田家の子どもたちやその両親など、20代から50代くらいまでであろう。つまり自分の年齢よりずいぶん上の人物 . . . 本文を読む
コメント

the PLAY/GROUND vol.0 『背信|ブルールーム』より『ブルールーム』ver.A

2016-01-09 | 舞台
*デヴィッド・ヘア作 井上裕朗演出 公式サイトはこちら シアター風姿花伝 10日で終了 『背信』初日の熱気に負けず、この日も満席の賑々しさ。小さな劇場ぜんたいで、開幕をわくわくと楽しみに待つこのような空気は、なかなか味わえないものだ。 『ブルールーム』は、2001年冬にデビッド・ルヴォー演出の舞台を見たことがある。内野聖陽と秋山菜津子がそれぞれ5人の登場人物を演じ継ぐ形式をとり、この舞台の演技によ . . . 本文を読む
コメント

the PLAY/GROUND vol.0 『背信|ブルールーム』より『背信』

2016-01-07 | 舞台
*ハロルド・ピンター作 井上裕朗翻訳・演出 公式サイトはこちら シアター風姿花伝 10日まで 2016年の初芝居がハロルド・ピンターである。初日の今夜は満席とのこと。通路に補助椅子が出て、ただでさえ小さな劇場はますます熱気に溢れそうである。ピンター作品でこれほどの盛況とは、主催者も出演者、スタッフとも熱心な営業努力をされたのであろう。 公式サイトや当日リーフレットには、主宰である井上裕朗によるPL . . . 本文を読む
コメント

2016年1月の観劇と句会

2016-01-05 | お知らせ
 みなさま、明けましておめでとうございます。31日から1日になっただけなのに、元旦というものは清々しく、新鮮な心持ちになりますね。 今年も元気に明るく柔軟に、仕事、観劇、俳句に取り組んでまいります。どうかよろしくおつきあいくださいませ。 まずは観劇の予定から。*PLAY/GROUNDCreation 『背信|ブルールーム』  昨年10月に活動をはじめたばかりの「企画・創作ユニット」による . . . 本文を読む
コメント