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草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

自由主義経済思想家のハイエクは家族の大切さを説いていた!

2020年12月01日 | 思想家

ポリテカル・コレクトネスの行き過ぎは、家族としての一体感を破壊し、日本の国柄をも否定する。それに待ったをかけるのが保守ではないだろうか▼選択的夫婦別姓の導入に慎重な自民党有志でつくる「『絆』を紡ぐ会」は昨日、急きょ会合を開き、共同代表の高市早苗前総務相は、12月にも作成が予定されている第5次男女共同参画基本計画に触れ、「私たちが見過ごせない文言が入る可能性がある。親子、夫婦の戸籍上の同氏を堅持していきたい」と訴えた。女性の社会的進出にともなう旧姓を用いることについては、通称使用の拡充策を講じれば解決する問題なのである▼自由主義経済思想家のF・A・ハイエクは『市場・知識・自由』(田中真晴/田中秀夫編訳)において、家族の大切さを説いた。「真の個人主義は家族の価値と小さい共同体や集団のあらゆる共同の努力を肯定する」と書いた。ハイエクは「自由な社会において成長する伝統と慣習」が「可撓的ではあるが常態において順守される諸規則を定着させ、それによって他人の行動が高度に予測可能にせられるのである」との見方を示したのだ▼「共通の慣習や伝統」があると、そのような背景がない集団にくらべて、形式的な組織と強制がはるかに少なくてすむからである。急激な変革は、かえって強制力が幅を利かす全体主義に屈服することにほかならない。ポリテカル・コレクトネスの同調圧力に屈してはならないのである。

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