草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

多様性を奪おうとしているリベラルにSNSは屈してはならない!

2020年12月18日 | ネットの世界

前回の大統領選挙でトランプが勝利し、安倍前首相が長期政権を維持できたのは、フェイスブックなどのSNSのおかげなのである。そのフェイスブックを立ち上げた中心人物のマーク・ザッカーバーグが、今回は極左グループに献金したとか、民主党を支援したとかでトランプ陣営から目の敵にされている▼ザッカーバーグ自身にそれほどのイデオロギーがあるとは思われない。デビット・カークパトリックの『フェイスブック若き天才の野望』(骨川海彦、高橋信夫訳)を読んでみてその思いを強くした。「世界で初めての民衆のためのプラットホーム」は、政治的な意味でも、既存のメディアに対抗するまでに成長したのである。その結果、既存のメディアから支持されているリベラルや民主党にとっては、目の上のたん瘤となった▼副大統領に就任することが確実視されている民主党のカマラ・ハリスは、前回の大統領選挙でフェイスブックがトランプ当選のために、裏で動いたと批判し、ザッカーバーグを公聴会にまで引っ張り出したのである▼ザッカーバーグは「自分は傍観者だ」と言い切ったP.F.ドラッカーから影響を受けたといわれる。バイデンが圧勝すれば、フェイスブックの存続が危ぶまれることを危惧したのではないだろうか。多様性を否定するリベラルに屈服することは、全体主義への道を拓くことになるのを、誰よりも知っているのはザッカーバーグだと思うのだが。

 

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