19日(日)、加東市新町と上滝野に架かる滝見橋の新旧交代が行われました。加古川中流域の緊急治水対策として、橋脚が5本もあり加古川の増水時には流れを妨げることになる老朽化した滝見橋を撤去し、新しい滝見橋をつくる事業がついに完成し、竣工式、渡り初めが行われました。新橋は、旧橋の下流側につくられ、高さも2メートル余り高く、また両側に歩道がつき、何よりも橋脚は2本に減らされ、増水時にも流れを妨げない構造になっています。
夏空が広がる好天の下、上滝野側で開通式のテープカットが行われ、出席者や地区住民のみなさんで渡り初めが行われました。また、橋の真ん中あたりで祝いの鏡開き、ドローンによる記念撮影も行われました。コロナ対策の制約の中ではありました、喜びに包まれた開通セレモニーでした。
高くなった橋の上からは、上流に闘龍灘、下流に姫滝の岩場やすぐ眼下に加古川舟運の川港跡の岩場、さらに西には播磨高野の五峰山光明寺の山塊を望むことができ、まさに新しい滝野の絶景ポイントが誕生しました。90年余の長い間、両岸をつないで人々の往来を支えてきた旧橋はその役目を終え、午後3時に通行が終わりました。滝野東小の児童らの感謝の幕が張られその労をねぎらいました。両橋には、新橋の渡り初めと旧橋の渡り止めをする人々の姿が続きました。見下ろすと加古川の清流が夏の日にきらきらと輝いていました。
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