14日(火)、加東市家原の大悲山観音寺で赤穂義士追善法要が営まれました。今年もコロナ感染防止のために、義士祭としては行われず、追善法要のみが行われました。
10時30分から境内の本堂で、僧侶の読経が行われたのち、四十七義士の墓碑のある一角に移動し、中央の浅野内匠頭の墓碑に線香を手向けて義士の遺徳を偲びました。
奉賛会会長の澤野祥二観光協会会長は、東京の泉岳寺、赤穂の花岳寺にも劣らない観音寺の義士の墓碑を先人から伝わる地域の大事な歴史遺産として次の世代に伝えていくことが大事だと挨拶を述べられました。同じ思いを持ちました。
加東市をはじめ加西市、北播磨には赤穂藩の領地があり、浅野家、義士との縁の深い地域です。家原には明治維新まで家原浅野家が存続しましたし、義士の150年忌の節目に義士の忠義を讃えて、人々の寄附によって墓碑が建てられたことは注目すべきことで、まさに地域の先人からの貴重な遺産だといえます。
来年こそはコロナを克服し、これまで以上に盛大な義士祭ができるようにと思いを込めて手を合わせました。