ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

播州音頭踊保存会の研究発表大会-伝統文化の保存継承

2019年09月23日 05時26分30秒 | Weblog
  

 22日(日)午後、滝野文化会館(加東市下滝野)で、播州音頭踊保存連合会の第26回研究発表会が行われました。加東市、三木市、加西市から5団体が参加し、それぞれ音頭、踊りを披露しました。
 演目は、「天野屋利兵衛」(社播州音頭踊保存会)、「佐渡情話」(加西市播州音頭踊保存会)、「須磨の仇浪」(三木市吉川音頭保存会)、「黒田武士」(吉川音頭踊り保存会)、「神崎与五郎東下り」(東条播州音頭踊保存会)、「壷坂霊験記お里沢市の段」(社播州音頭踊保存会)。今年は、播州音頭踊りの保存を目的としてDVD収録が行われ、全演目が最後まで演じられました。
 配布された歌詞に目をやりながら、ゆっくりとした独特のリズム、節回し、そして踊りに引き込まれながら、実に心地よい時間が流れていきました。その出演者の中に兵教大附属中での教え子の姿がありました。あとで話してみると、小さい頃から耳に親しんできたもので、何年か前から取り組んでいるということでした。若い人への継承が課題となるなか、もう一人の若い男性から話も聞きました。一年に一つの演目のペースで習っているということで、師匠には長生きしてもらわないと、と楽しそうに話していました。
 播州音頭踊りの太鼓と音頭、踊りは豊かな農業地帯であった播磨地方を代表する伝統文化、民衆芸能の一つです。日本文化の神髄こそ地方に伝わる農村文化の中にあります。兵庫五国の魅力再発見を掲げる兵庫の未来づくりでは、播州の魅力を代表するこの播州音頭踊りをさらに磨いて継承していくことが大切だと思いました。
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