ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

佳地のお堂で供養の踊りー加東の夏をしめくくる天神八朔まつり

2019年09月02日 05時45分58秒 | Weblog
 

 9月1日(日)、日が沈み、街に灯りが灯る頃、加東市天神の「佳地のお堂」では、供養の踊りが始まりました。地蔵堂には、お地蔵様と阿弥陀様が祀られ、この日、僧侶によるお経、隣保の皆さんによる数珠くりなどの供養が行われ、夕暮れから地区の踊り手の女性10人がお堂前で盆踊りを踊り供養しました。
 歴史に詳しい区長さんによると、お堂の歴史は詳しいことはわからないが、古い歴史をもち、何度も建て替えられたようで、今のお堂は明治時代のものということでした。佳地とは佳地村のことで、明治のはじめの合併で天神になったと教えていただきました。
 佳地のお堂前での踊りが終わり、近くの元東条町役場があった場所の広場で、天神八朔まつりが盛大に行われました。広場の真ん中に櫓が設けられ、播州音頭から始まり、加東よしよし音頭、東条小唄、河内音頭、炭坑節、江州音頭などにこの夏最後の踊りの輪ができました。天神地区こども会による手作りあてものコーナーでは、子供達がくじを引いて賞品をもらっていました。こうして、加東市の夏が幕を閉じ、明日から学校では2学期が始まり、運動会シーズンを迎えます。帰り道の田圃には背を高く伸ばした山田錦の稲が続いていました。
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