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ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

9月9日の東条湖-鴨川ダムから六甲連山を望む

2019年09月10日 05時48分38秒 | Weblog
 



 9日(月)も猛暑が続き、外に出て直射日光を浴びていると皮膚が痛くなるほどでした。午後4時30分過ぎに加東市黒谷の東条湖畔に用事があって訪れました。
 時間があったので、ダムまで歩いてみました。堰堤の上に立つと、南東側には遙か遠く地平線上に六甲連山が望め、反対側には満々と水を湛える東条湖が広がっていました。
 昭和26年に竣工した鴨川ダムは、東条川にそそぐ鴨川の岩が切り立つ峡谷に建設されたコンクリートダムです。このダム湖の底には立ち退きを余儀なくされた土井が沈んでいます。敗戦後の食糧増産のために農業用水の水源として建設されたもので、ダムから延びる水路網でため池、田圃に水が送られ、台地も開発されました。現在では、加東市、小野市、三木市の一部に農業用水と生活用水を送る命の水がめとしての役割を果たしています。全国疏水百選にも選ばれている東条川疏水の起点にもなっています。
 堰堤から見下ろすと、ダム直下から放流された水が幹線水路の隧道へ、そして鴨川へと轟音を響かせながら流されています。その向こうに目をやると、東条川沿いに豊かな圃場、集落が広がり、さらに緩やかな丘陵地帯、その向こうに屏風のように立つ青い六甲連山が望めました。空はどこまでも抜けるように青く、地平は緑と黄緑色に彩られ広々とひろがっていました。まさに北播磨の内陸の水と緑と青の絶景ポイントです。
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