木炭配給－社町木炭配給実施要綱②

　昨日につづいて、昭和１７年度の社町木炭配給の実施要綱（「自昭和十七年一月至昭和十九年拾月　常会協議事項綴　社部落常会長」）を紹介します。

つづき

四、配給所ハ通帳及同控ニ整理番号配給所名記入ノ上通帳ヲ役場ニ返還シ通帳控ヲ整理番号順ニ綴リ保存ス
五、通帳ハ部落会長保存シ町長ヨリ月割当量ヲ範囲内ニ於テ購入スベキ者ヲ定メ通帳ヲ世帯主ニ交付シ配給ヲ受ケシメ後ハ部落会長ニ返戻シ置クモノトス
六、通帳交付後家族ニ変更アリタル場合ト雖モ割当量ハ増減セズ
七、世帯ヲ新設シタル場合ハ部落会長ニ届出デ通帳ヲ受ケ所定ノ手続ヲ了シ配給所ニ提出スルモノトス
八、通帳ハ町長及部落会長ノ印無キモノハ無効トス

第三　特別配給木炭ヲ受クベキ場合
（一）特ニ抹暖ニ要スル病者ニ対シ医師ノ証明アル場合ハ特別配給スルコトアルベシ
（二）火災水害其ノ他ノ災害ニ依リ燃料ヲ喪失シタルトキ
（三）家族数ノ異動甚ダシク割当量ニテ著ク不足ナル時
（四）以上ノ特別購入券ハ町長発行スルモノトス

　　　　社町木炭一人一ヶ年消費割当量（予定）
一、社一人一ヶ年消費割当量　　八貫匁以内
二、其ノ他ノ一人一ヶ年消費割当　　一貫匁以内
　備考
　　　昭和十六年度木炭実配給量調
一、社一人一ヶ年消費量　拾貫三百匁（六四三八俵）人口二五〇〇人
（其ノ他一人一ヶ年消費量　一貫三百七拾匁（一三七四俵）人口四〇〇〇人