ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

やしろ国際学習塾-三草藩陣屋跡

2009年02月07日 06時18分55秒 | Weblog
 やしろ国際学習塾の正面玄関の植え込みの中の大きな石に「三草藩陣屋址」(石古勲元社町長書)と彫られています。この地は元三草小学校の敷地でしたが、その前は三草藩陣屋があったところです。
 郷土史家の吉田省三先生の『播州三草藩史』によれば、陣屋がつくられたのは今から約260年前の延享3年(1746)のことで、陣屋には御殿(執務所)、学問所、軍事所、槍剣稽古所、小屋、長屋、土蔵など多くの建物があったようです(明治初年)。
 ところで、三草藩は、寛保2年(1742)、丹羽氏が越後国高柳から播磨国加東郡三草に入部し三草藩とよばれたことがはじまりです。丹羽氏は一万石の譜代大名でしたが、幕府の要職をつとめ、いつも江戸にいて領地にはおらず、一生に一回ぐらいしか帰国しなかったそうです。
 陣屋のあったこの地は丹波道(京都から西国に抜ける古代からの主要道路)の要衝でもありました。今は国道372号線が三草川の東側を走っており、京都方面から姫路方面をつなぐ主要道になっています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする