ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

多井田のお薬師さん

2007年03月28日 06時29分36秒 | Weblog
 加東市多井田の集落のほぼ中心、高台に「多井田のお薬師さん」と呼ばれ親しまれている薬師堂があり、薬師如来像が安置されています。お堂は、平成17年に約300年ぶりに再建されたお堂はまぶしいぐらいまっさらです(写真)。

 このお薬師さんは、皮膚病によく効くとして知られています。地元のお年寄りはお参りをし、線香の灰を持ち帰ってイボに塗るとイボがとれると話しておられました。また、多井田にはこのお薬師さんのおかげで大病をする人がなかったともいわれ、地域の方が熱心に守ってこられたということでした。
 
 多井田のお薬師さんは、蝮除けに効く加東市田中のお薬師さん、眼病に効く多可町加美区の金蔵山のご本尊とあわせて三薬師として有名です。この三薬師の本尊は役の行者が笠形山の霊木で刻んだ「一木三体薬師」だといわれているそうです。

 お薬師さんのある境内には、公民館、お宮さんがあり、地域の人々の交流の広場そのものといった感じがあります。 
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