ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

善龍院もう一本の道標

2007年03月13日 06時10分03秒 | Weblog
善龍院
 加東市社の善龍院には旧社町で最も古いとされている道標があります。寶暦12年(1762)の建立で、「右きよみず」「左ほつけさん」と刻まれています。
 そばにもう一本、円柱の道標が立っています(写真)。同じように、「右きよみず」「左ほつけさん」と刻まれています。ともに西国三十三ヶ所札所巡りの御嶽山清水寺と法華山一乗寺を目印として街道筋に建てられていたものでしょう。
 旧社町には百本余りの道標があるといわれています。道路がつけ替えられたりして、元の場所とは違った場所に移されたり、あるいは一ヶ所に集められたりして保存されているものも少なくありません。
 しかし、旧街道などに変わることなく立ち続けている道標を見つけると、思わず立ち止まってしばらく見てしまいます。威厳さえ感じることもあります。
 
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