22日に英国がEU離脱に必要な関連法の法案が議会を通過し、23日エリザベス女王の裁可を得て成立しました。
いやはや長かったですね!
2015年 半ば 総選挙で第一党となり首相となった保守党キャメロン党首でしたが、やりたくもないEU離脱を「離脱反対派が勝つだろう」との楽観的/愚かな見通しで国民投票にかけてしまいました。
そしたら何と「EU離脱派」が僅差で勝利しました。
キャメロン首相は下野し、総選挙で、ここをクリック⇒「EU離脱を進める」自由党のメイ首相が誕生しました。 単独過半数を取れず、連立政権でこれが苦難の道のりの開始でした。
それ以降、与党内でも「EU離脱の程度に温度差が有りEUに対し離脱案をまとめるのに苦労」し更にEUと「暫定合意案」を合意しても、国会で承認を得るための過半数が取れず、悪戦苦闘、2019年5月はここをクリック⇒「いったいどうしたいの?」と呟き辞任し、総選挙となりました。
そして総選挙を受けて登場したのがバリバリの「EU離脱」のメイ後継の、ここをクリック⇒保守党党首ジョンソン氏でした。
意気込みにも関わらず「EU離脱」に関する法案の取りまとめに苦労が続いていました。 議会制民主主義のお手本と日本が尊敬している議会でどんな剛腕を振るうかと期待していましたが、粘り強く過半数を取れる法案を取りまとめ、女王陛下の裁可を得る運びとなりました。
問題はまだまだ国内に起きそうです。
北アイルランドとアイルランド国境での通関問題、スコットランドの連邦離脱?
日本をはじめ」EU外との国との貿易協定等々。
頑張ってー! お手並み拝見でーす!!
写真:22日英議会で演説するジョンソン首相
共同通信:
【ロンドン共同】英国の欧州連合(EU)離脱実現に必要な離脱関連法の法案が22日までに英議会を通過、エリザベス女王が23日に裁可して成立した。今月末の離脱期日まで、24日で1週間。昨年末の総選挙で圧勝を遂げたジョンソン政権は、これまで何度も離脱案を退けてきた「議会の壁」をついに乗り越え実質的な手続きを完了させた。
2016年6月の国民投票で離脱を選択した民意が約3年半の混乱の末にようやく実現。英国とEUの関係は、月末に歴史的転換点を迎える。
関連法はジョンソン首相が昨年10月にEUと合意した離脱協定を国内で実施するための法律で協定を批准するために不可欠。(引用終わり)