オオバメドハギ 観察記録 👈クリックで過去記事へ
オオバメドハギ(大葉筮萩)
<学名:Lespedeza daurica (Laxm.) Schindl.>
マメ科 ハギ属 落葉小低木
<学名:Lespedeza daurica (Laxm.) Schindl.>
マメ科 ハギ属 落葉小低木
撮影日 2010.07.24: 群馬県藤岡市
アジア東部~東北部原産。2001年愛媛県今治市で伊藤隆之氏により
発見され、植物研究雑誌78巻(大橋広好、根本智行、伊藤隆之:2003)
に発表された。
花期7~8月。葉腋に総状花序をつけ、多くの花をつける。(10~20花ぐらい)
花は白く旗弁基部に赤紫色の蜜標がある。
毛の多い愕片の先は鋭尖形で尾状に伸びる。
最下の裂片は側裂片よりも長い。
小苞は愕筒よりも長い。小花柄に腺毛はない。
果実は愕裂片より短い。
~群馬県植物誌(戸部ほか,1987)の植物目録に掲載されたオオバメドハギについて~
Nemoto and Ohashi(1999)は群馬県産のオオバメドハギの証拠となった
標本がカラメドハギ(Lespedeza juncea)の誤同定であるとしました。
また、群馬県立自然史博物館研究報告(12)短報 "群馬県産の「オオバメドハギ」と
カラメドハギ」について" で群馬県立自然史博物館の大森威宏氏の調べで群馬県産
「オオバメドハギ」,「カラメドハギ」ラベル付き標本のすべてがメドハギまたは
シベリアメドハギであることが分かり『群馬県植物誌のリストが作成された
1980年頃までに群馬県からはオオバメドハギもカラメドハギが群馬県内に分布する証拠は見いだせなかった』
とされました。
とされました。
その後、 大森威宏氏により2007年9月29日に安中市秋間みのりが丘でオオバメドハギが採集されました。
トウクサハギやシベリアメドハギなども多く生えていて土留め用に使用された中国産種子に混入していたものと
トウクサハギやシベリアメドハギなども多く生えていて土留め用に使用された中国産種子に混入していたものと
考えられるようです。
この記事に載せたオオバメドハギは09年に果期のものを見つけ翌年花を
確認したもので周辺の状況からやはり中国産種子からのものと思われます。
確認したもので周辺の状況からやはり中国産種子からのものと思われます。