物臭狸の『花日記』

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ヤマオダマキ

2019-07-15 06:00:00 | キンポウゲ科

うつむいて咲く綺麗な花の中を ついつい撮ってしまいます。

 

撮影日 2019.07.06: 群馬県

ヤマオダマキ(山苧環)

<学名:Aquilegia buergeriana Siebold et Zucc. var. buergeriana>

キンポウゲ科 オダマキ属 多年草

 

 

北海道~九州の全国に分布し、山地の道ばたの草地や林縁などに生える。

 根出葉は2回3出複葉で、長さ15~25cm。各小葉の第1小葉柄は3~6cmと長く、

 第2小葉柄は1.5㎝以下と短い。 小葉は長さ2~3cmの扇形で、2~3中裂し、

各裂片はさらに2~3浅裂する。 葉の表面は緑色、裏面は粉白色で裏面の基部

近くには軟毛が散生する。 茎は高さ30~70cmになり、上部には軟毛は生える。

 茎につく葉は上部は無柄、1回3出複葉になる。

花期は6~8月。放射相称で直径3~5cmの花を下向きにつける。

萼片は5個で花弁状、狭卵形で紫褐色。

 

萼片の内側に花弁5個が互生し、黄色で長さ1~3cmになるが、 基部はうしろに長く

伸びて距になる。距は紫褐色でやや内側に 弓状に曲がり、先は徐々に細くなり先端は

小球状になる。

 

雄蕊は先熟で多数あり、中心部は退化した膜状の仮雄蕊となって 雌蕊は5個を取り囲む。

 

 離生した雌蕊は萼と花弁が落ちると、下向きから上向きに変わり、実になる。

 果実は直立し、長さ1.5~2cmの袋果となり、腺質の短毛が密に生え、中には、 光沢のある

黒色の種子が多数入っている。


苧環(おだまき)の由来は、昔、アサ(麻)などの繊維の糸を巻きつけた 管のことで、

距が伸びた花の形が似ているためつけられたもので、 山に生えるのでヤマオダマキ(山苧環)という。


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