イチリンソウ(一輪草)
<学名:Anemone nikoensis Maxim. >
キンポウゲ科 イチリンソウ属 多年草
本州(宮城県以南)~九州の山麓の草地や落葉広葉樹林の林床や 林縁などにに分布しています。
撮影日 2022.5.4: 長野県
一秋の地元では見られない花です。
スミレを見に行く長野県の山で傍らに咲いているので毎年撮っています。
今年はやや早く咲いたようで痛んだ花が多かったです。
高さは20~30cm、茎葉は3個輪生し、3出複葉で、長い柄があり
小葉は羽状に深く裂けています。
花期は4~5月、直径3~4cmの花弁状の萼片を持つ花を1個、 花茎の先端につける。
花弁はなく、白い花弁のように見えるものは萼片なんです。
白色の萼片はふつう5~6枚で裏面は紅色を帯びる。
萼片の数には変異があるようで、 枚数がいろいろなものがあります。
数の多いものは八重咲と呼ばれることもあります。
今年はこんな花を見かけました。
残念ながらチョットピンボケでした。
花の中央の雄しべが弁化しています。
萼片の多くなったものは良く見かけるのですがこのタイプは初めてでした。
このようなタイプで
ヨーロッパ原産のヤブイチゲの雄しべが弁化したものが
「八重咲きイチリンソウ」の名で呼ばれることがあり、
イチリンソウの八重とネット上で混乱がある。
イチリンソウは通常花茎の先に花を一輪しか付けないことから、一輪草と呼ばれます。
ごくまれに2輪付ける場合もあるようですが、割と安定していて一輪のものが多いです。
同じ仲間にニリンソウやサンリンソウがあります。
花が2輪付くからニリンソウ、3輪付くからサンリンソウと呼ばれるのですが、
ニリンソウは変異が多く1輪から3輪以上のものまで見かけることがあります。
イチリンソウの横で3輪付けたニリンソウを見かけました。
【 サンリンソウの変異としては1輪や2輪のものが多く3輪付けているものは
あまり見ないです。名前に偽り有って感じです。・・・私がそんなものしか
見ていないだけかも 】
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