今月もズームによる防災学習会で参考になる意見を聞くことができました。テレビで倒壊したり半壊した家屋に赤や黄色の紙が貼ってあるのを見ますが、これは被災建造物応急危険度判定で二次災害を防ぐ(命を守るためにどんどん判定する)のが大きな目的だそうです。
この判定は行政の依頼で有資格者が行うもので保険の査定とは違います。利点は被災者の経済的(被災の支援金)についての情報として使われるようです。過去の災害を生かして早く出るようになりました。保険の査定と違うことを注意する必要があります。
これもテレビや新聞の写真で知ることですが、一番新しい耐震基準に適合している積水などの新築建物も大きく傾いています。しかし建物は崩れていません。隆起や陥没で地盤が傾いてしまったためだそうです。これも保険では全壊として扱われることが多いようです。
新聞にも載っていましたが、当初は体育館内も土足で良かった避難所があったそうですが、やっと上履きが充足してきたので下足禁止になりました。土足はインフルエンザ、コロナ、ノロウイルスの感染拡大に繋がるそうなので、少しずつ改善されています。
避難所によって違いはあるのですが、トイレもきれいに使われているそうです。避難所で生活する人たちが清掃をしているからです。避難所は自分たちで運営しなければならないことも浸透してきたのでしょう。
自分の命に次いで、生活も自分たちで守らなければならないことを防災訓練で協調していきたいと思います。