ズームによる毎月の防災学習会で全国の防災士の話を聞き、避難所対策では佐倉市は進んでいるところがあることを学びました。前から避難所を立ち上げ時に地域自治会、自主防災組織が行政と協力し合うマニュアルもないし訓練もできていないことを課題にしています。
防災・減にのついての活動は進んでいると思っていた被災経験のある市町村でも、しっかりとしたマニュアルは出来ていないのです。ただ、考えていると思うのは東京都や大阪府の豊中市では避難所の立ち上げを行政ですることはできないので、地元の自治会等に任せると決めているところがあるそうです。
理由は災害時に行政の担当者を確保できないとして、避難所の開錠は震度5弱以上の場合はキーケースが自動的に開き、鍵を取り出せるシステムを採用していると言います。私はそれで整然とした運営ができるのか心配ですが、避難者による運営委員会(避難所自治会)を立ち上げるまでのつなぎということなのでしょう。
佐倉市は39か所の避難所にそれぞれ災害備蓄倉庫を備えて、飲食物や災害用トイレの設置ができるように備蓄しています。あとは考え方です。危機管理部と自治会、自主防災組織の協力がスムースに進む取り組みを要望していきます。
災害対策基本法では地震や台風などを対象にしているのは当然ですが、雪害は対象なのに夏の暑さは災害にはなっていないそうです。熱中症で1,000人を超える人が亡くなっていますし、今後40度を超える高温の日も覚悟しなければならないのであれば、これからは災害として対策を考えることが必要でしょう。