小竹小学校で昨年の7月から行っていたトイレの改修工事がほぼ終了しました。便器を洋式に変えてくれただけではなく、トイレ内の壁なども塗り替えてくれて新しく生まれ変わりました。
ただ大用の便器にウォッシュレットは付いていません。最近は駅やショッピングセンター、さらには市役所関係のコミュニティセンターなどの施設でもウォッシュレット付です。これに対して今ではほとんどの家でウォッシュレットを使っているのだから、学校にはなぜ取り付けなかったのだという意見を聞きます。
私も取り付けてくれるならそれに越したことはないと思うのですが、避難所として利用する立場で言えば、和式を洋式化してくれたことだけで大進歩なのです。体育館を避難所として使う場合、従来の和式では足の悪い方や、しゃがむことがつらい高齢者では使えないトイレだったのです。
避難所を開設した場合に校舎内のトイレは場所が分かりにくいですし、体育館から遠くなります。災害用のマンホールトイレが用意してありますし、臨時のトイレも設置するでしょう。しかしこれらにもウォッシュレットは付いていません。しかも屋外になります。
構造的に難しいと思いますが体育館を避難所とすることがあるのですから、男女別にそれぞれ5室程度ずつ数を増やしてほしいと思います。高齢者は夜間のトイレ利用もします。能登半島地震で苦労されているように、寒い時に外へ行くのは健康上の問題もあります。
ウォッシュレットは後付けもできます。小学生用に便器が小さいことも避難所としての利用には不便です。ウォッシュレットは我慢するとして、避難所用トイレとしての配慮もして欲しいのです。