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『誰が日本を支配するのか!? 』

2010-09-24 20:20:55 | Weblog
 釧路スパゲティの『泉屋』、入り口横に並ぶメニューです。ミートソースとカツスパが並んでいます。



 釧路からの帰りの車内で読んだのは、『誰が日本を支配するのか!? 検察と正義』(佐藤優+魚住昭責任編集 マガジンハウス 2010年刊)で、今どきタイムリーなテーマです。

 石川知裕衆議院議員(元小沢秘書)の獄中記は、20日間の拘留期間中の心情が吐露されていて結構引き込まれます。

 村木厚子厚生労働省局長への無罪判決、その後の大阪地検特捜部前田主任検事が逮捕された意図が見えません。

 『検察と正義』では、近年の検察による捜査方法の変質を指摘しています。従来は、それぞれの検事が予断無く集めた資料、調書をもとに、主任検事がストーリーを組み立てていたのが、主任検事が組み立てたストーリーに沿って個々の検事が取調べを行なうようになっている。小沢事件に至っては、ストーリーさえ無く、ただ政治的意図ありきだと。

 今回の、前田主任検事の逮捕も、検察による何らかの思惑を持ったリークにマスコミが乗っただけ。村木局長の立件も、前田の逮捕も、マスコミ独自のウラ取りもなく、要するに何も考えず、ただお上からの情報を増幅して垂れ流しているだけである。

 それにしても、意図がわからない。検察の正義を守るための単なるトカゲの尾っぽ切りなのか、何か政治的な意図があるのか。


 日中関係がギクシャクしています。私は、これは、回りまわって「普天間」に行き着くと見ています。その内、「抑止力」という言葉が出てくるでしょう。だから、沖縄に基地が必要なのだという論理に落ちます。

 社民党がガタガタしています。予想どおり政権離脱後の悲哀に耐え切れなくなっています。今、政権復帰の大義はありません。戻れば、あの離脱が参議選目当てのパフォーマンスだったことを認めることになります。

 社民党の生き残り策は、少し時間をかけて、この国における真の社会民主主義の理念を再構築して提示することです。そして、絶滅危惧に瀕している左翼の大同団結に汗を流すことではないでしょうか。とりあえず、シンシャ(新社会党)と復縁し、提示した理念に賛意を示す無党派市民層、新左翼を糾合することです。



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