晴走雨読

晴耕雨読ではないが、晴れたらランニング、雨が降れば読書、きままな毎日

パンケーキではなくホットケーキ

2012-02-08 20:55:48 | Weblog

 

コーヒープラザ西林(4丁目プラザ地下1階)のホットケーキセット、2軒目。

 

 痛ましい事故が発生した。岡山県倉敷市のJX日鉱日石エネルギー水島製油所の海底トンネル事故である。事故直前に現場責任者から、機械・電気系統のトラブルを担当する作業員に「早く来てほしい」という趣旨の電話があったことが明らかになってきた。

 

 この事故を聞いて思い出したことがある。

 

 子どもころ育った環境は、自宅から100メートルも行かなくても、海に面して数10メートルほどの急峻な崖がある。いわゆる海岸段丘である。私は自然の中で荒々しい遊びばかりをしていたので何回か少し情況が違っていたら命を落とすようなことも経験をしている。

 

 小学生の頃のある日、崖の上の突き出した土地をくり貫くトンネルを掘ろうと近所のガキたちとスコップで穴を掘っていた。私がトンネルの中に入りかなり掘り進んだところで、天井からパラパラと土が落ちてきたので、誰かが上に乗っているのかと思い穴の外に半身を出した瞬間に崩落が起きた。私は下半身が埋まってしまい自力では脱出できず、また呼吸も出来ず、相当な土の重みの下で苦しんだ。幸い仲間がスコップで掘り出してくれて大事には至らなかったが、危ない事故であった。

 

 今回の倉敷の事故も、おそらく事前に何か予兆があったはずで、それを地上に発信したが、受けて側の感性が不足していたのではないかと推測する。

 

 危ない瞬間を感じることができるかどうかは、危ない瞬間を経験しなければ会得できない。「安心・安全」を求め続ける限り、「安全・安心」の環境からは一歩も外に出ることができなくなる。今の子どもたちの育つ環境は如何に。

 

 うーん、予兆が?

 


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